まるでオールドレンズの模写?コントラストを弱め、柔らかく淡い色調を実現するソフトフィルター発売!

ケンコー・トキナーは、オールドレンズテイストな描写を楽しめる、ソフトフィルター「ホワイトミスト No.1」の販売を、10月21日(金)より開始する。

所有するレンズに付けることで、コントラストを抑えて柔らかく淡い色調にする。一眼レフファンなら、揃えておきたいアイテムだ。

手持ちのレンズがオールドレンズテイストな描写に

「ホワイトミストNo.1」は、ハイライトとシャドウのコントラストを抑え、全体を淡い色調にしつつ、ほんのりと柔らかな描写にする。逆光時には、光に包まれるような拡散効果が得られる。

装着可能なフィルター径は、49mm~82mm。メーカー希望小売価格は、49mm 4,500円・52mm 5,000円・55mm 5,200円・58mm 5,800円・62mm 7,800円・67mm 8,500円・72mm 10,500円・77mm 12,000円・82mm 13,000円(全て税別)となる。

光の拡散により、コントラストを抑え、淡い色調に

光の拡散により、ハイライトとシャドウのコントラストを抑え、柔らかく淡い色調を実現。

「ホワイトミストNo.1」は、「Kenko」の代表的ソフトフィルター「ブラックミスト」と対になるフィルター。「ブラックミスト」が黒い拡散材を使用しているのに対し、「ホワイトミスト」は白い拡散材を使用。

「ブラックミスト」よりもコントラストを抑える効果が強く、彩度を抑えて淡いトーンに整える。順光や強い光源のないシーンでは、コントラストの低下が控えめなため、ダークトーンでしっとりとした表現にもマッチする。

下の写真が、フィルター未使用で撮影した場合。

それに対し、「ホワイトミスト」を使用すると、コントラストを抑え、淡い色調に表現する。

ピントの芯を残しつつ、ほんのりと柔らかい描写に

シャープな写りの最新レンズを使用しても、「ホワイトミスト」をつければオールドレンズを使用したように、ほんのりと柔らかい模写に。

ピントの芯は残しつつ、ほのかに柔らかな描写にするので、ソフトフィルターを使っていることを感じさせない、絶妙な柔らかさが得られる。特にポートレートでは、被写体の肌の質感の生々しさを和らげる効果がある。

下の写真が、フィルター未使用で撮影した場合。

「ホワイトミスト」を使用すると、ほんのりと柔らかな描写になる。

逆光時の撮影で現れるフレア効果

一般的に、画質を低下させるレンズのフレアはない方が良いとされる。しかし、最近ではオールドレンズに見られるようなフレアを、あえて表現として楽しむ人が増えている。

「ホワイトミスト」を付けて逆光で撮影すると、まるでオールドレンズのように光を柔らかく拡散するフレアが表れ、逆光の雰囲気をさらにドラマティックにする。

下の写真が、フィルター未使用で撮影した場合。

「ホワイトミスト」を使用すると、解像感を保ちつつ、ノスタルジックな雰囲気を醸し出し、記憶の中の風景のように印象に残るシーンを演出する。

さらに「ホワイトミスト No.1」は、薄枠設計のため超広角レンズ使用時にケラレにくい、レンズキャップが取付可能、安心の日本製という特徴がある。

また、露出倍数1/3絞り分としているものの、露出補正の仕方で雰囲気が変わるので、必要に応じて露出補正をすることで、自分なりの表現が楽しめる。

フィルムカメラで使用されていたオールドレンズは、最新のデジタルカメラ用レンズと比べると彩度やコントラストが弱く、柔らかで幻想的な描写が特徴だ。「ホワイトミスト No.1」を活用して、ひと味違う作品作りに挑戦してみたらいかがだろう。

ケンコー・トキナー
公式サイト:https://www.kenko-tokina.co.jp/

(高野晃彰)