今、オメガやブルガリなど海外高級ブランドにおいて、カラーバリエーションの豊富なコレクションが増えている。その理由には、個性を重視する多様化社会が進んでいること、そして文字盤の配色技術が進化していることなどが挙げられるだろう。
今回は「時計トレンド研究所」の調査で明らかになった、近年人気のカラーバリエーション豊富な腕時計をピックアップして紹介したい。
シックな印象の「オメガ スピードマスター’57」
絶大な人気を誇るオメガのスピードマスターはシックなカラーバリエーションを展開。ずっと見ていても飽きがこない独特な光沢感のある風合いで、高級感のある佇まいだ。
どの色にもステンレスベルトだけでなく、それぞれの色にあわせたレザーベルトがラインナップされており、よりクラシックな味わいを楽しめる。
また、外観の華やかさはもちろん、マスタークロノメーター認定されたムーブメントを搭載しているほか、15,000ガウスの耐磁性能、パワーリザーブ60時間以上、50M防水などの機能も有しており、スペック面で信頼ができるのも大きな魅力。
大人の遊び心が感じられる「ブルガリ ディアゴノ マグネシウム」
レッドやイエローといった一見派手に思われるカラーも、ブルガリにかかればラグジュアリーで落ち着いた雰囲気に。ダークトーンのカラーも「さすが」と納得してしまう、洗練されたバリエーションが展開されている。
航空や宇宙分野でも用いられるハイテク素材「PEEK(ピーク)」と、アルミニウムやチタンよりも軽量で堅牢な「マグネシウム」を組み合わせた革新的なスペックでも語れるモデルだ。
ラグジュアリー&スポーティを演出する「グッチ シンク」
一瞬で目に飛び込んでくるアイコニックな「インターロッキングG」。アクティブなライフスタイルを実現するラバーベルト。ディテールに盛り込まれた「グッチ」らしい赤と緑の「シャリーライン」のカラーコンビネーション。遠目からでもグッチとわかるデザインだ。
メンズは6色、レディースは5色で展開しており、ペアウォッチとしてもおすすめ。
「ロレックス オイスター パーペチュアル」はポップな色味が魅力
ロレックスのオイスターパーペチュアルは、ポップで遊び心あふれるヴィヴィッドなカラーバリエーションを展開。
ケースサイドが光を反射し、鮮やかさが際立たせ、身に着けてるだけで明るい気分になりそうなシリーズだ。すでに希少モデルとなり中古市場での人気も過熱している。
人々の心を惹きつける「フランク・ミュラー トノウカーベックス」
1992年に発売して以来、立体的な曲線のトノー型ケースと文字盤にデザインされたビザン数字で人気を博し、今日に至るまで人々を惹きつけてはなさないフランク・ミュラーの「トノウ カーベックス」シリーズ。こちらはインデックスや文字盤などで、魅力的なカラーバリエーションを展開している。
軽やかな遊びごころを感じるフランク・ミュラーの色彩は一見の価値あり。
これまで腕時計は長い間、白と黒が占めている時代が長く続いていたが、これからはカラーバリエーションの豊富なコレクションが人気を集めそうだ。
腕時計市場調査レポート
調査期間:2022年8月
調査機関:時計トレンド研究所
調査対象:時計愛好家100人
調査方法 ヒアリング調査
(IKKI)