文化と食が集う東京の下町・西浅草に、新鮮な有機野菜と厳選ワインが楽しめる新店「Dochaku」がオープン

店名の読み方は、「Dochaku(どちゃく)」。

名前が表すように、その土地に根差し、「その場所・その時間・その人たち」で時間をかけて環境と一緒に育てていく店を目指す「Dochaku」が、西浅草に9月5日(月)にグランドオープン。有機野菜の素材の味を生かした料理とナチュラルワインが自慢だ。

新店舗「Dochaku」をオープンしたきっかけはコロナ禍

「Dochaku」を運営するフーテン社は浅草の中心地に店舗を展開しているが、コロナ禍の大打撃を受けた。浅草の入り口に位置し、多種多様な人が気軽に立ち寄れる街のリビング「ほしや」の客足は遠のいたが、常連のアイデアと繋がりから有機野菜の店頭販売を始めてみると好評で、店のメニューにも取り入れるようになった。

ナチュラルワインも有機野菜と同様に、これまで画一化され大量生産されてきたワインと違い、ぶどうの栽培方法から製造工程までこだわり尽くされた生産者の思いを届けたいと選定。

持続可能な未来を目指している農家と同じように、店側も土地に根差し、店から新しいコミュニティやカルチャーを作っていきたい、生産者に直接訪問したからこそ提供できる“こだわり”や“可能性”をもっと発信したいと、新店舗「Dochaku」をオープンするに至った。

千葉県山武市の有機農家が丹精込めて育てた野菜が美味

「Dochaku」では、高品質・高鮮度な契約農家の有機野菜を使用。有機農法を作りはじめて40年の大ベテラン・斎藤完一氏の「たがやす倶楽部」は、堆肥も動物性を一切使わず、植物性由来のもののみを使用するというこだわりで、そこで育った野菜はみずみずしく、味も濃くとても美味。

母なる大地から生まれる新しい命である野菜達にやさしく添ってあげる、お産婆さんのような農家になりたいとの想いで名付けられた松下信也氏の「サンバファーム」の野菜は、水分が滴り落ちるほどジューシーで生命力に溢れている。

いずれも千葉県山武市の有機農家で、同店では、野菜が持つ魅力が少しでも利用者に伝わるように生のままやせいろ蒸しなど、素材の味を生かす調理法で提供。日ごとによって野菜が違うため、同じメニューでも野菜の組み合わせ・味付けが変わるところも楽しみのひとつで。

直接インポーターから買い付け選び抜いた厳選ワイン

ワインは自然に寄り添ったぶどう栽培、醸造を経てつくられたナチュラルワインを中心に、その時期に合ったものをラインナップ。ナチュラル製法のものだけではなく、メジャーなワインまで豊富に取り揃え、初心者から上級者まで楽しめる。

野菜もワインも、小売販売を行う。

「Dochaku」は、時間と歴史を感じる古き良き築50年以上の物件を一棟リノベーション。1階は一人でも気軽に利用できるスタンディングカウンター、2階はローカウンターとテーブル席、3階部分はバルコニー付きの1室とそれぞれシーンに合わせて使い分けできるような空間だ。

店が掲げる、「その場所・その時間・その人たち」でしか作れないひとときを、大切な人たちと共有しよう。

Dochaku
所在地:東京都台東区西浅草2-17-11
営業時間:17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:火曜
Instagram:https://www.instagram.com/dochaku21711/

(MK)