燕三条の町工場「三条特殊鋳工所」が、鋳物製精密機械部品作りの薄肉技術を応用してソロキャンプ向け鋳鉄ギアを開発。
今回、同工場が第4弾応援購入プロジェクトとして、「SSCamp!(エス・エス・キャンプ!)ソロキャスト16」シリーズの新商品「和鍋」をリリースした。同商品は10月20日(木)までの期間、応援購入サービス「Makuake」にて予約販売を行っている。
老舗の鋳物屋「三条特殊鋳工所」による挑戦
金属産業が盛んな街、燕三条に工場を構え、様々な鋳鉄機械部品の製造を行ってきた「三条特殊鋳工所」。
同工場は2010年から脱下請けを目標にキッチンウェア事業部を立ち上げ、「世界一軽い、鋳物ホーロー鍋。ユニロイ」をはじめ、様々な自社商品を開発してきた。
2020年には、キャンプ向け新ブランド「SSCamp!」を始動。およそ一年かけてソロキャンプ向けの鋳鉄ギア、「ソロキャスト16(4点セット)」を開発し、Makuakeにて2カ月で740万円もの応援購入を獲得した。
「ソロキャスト16(4点セット)」は、浅型プレート、浅型グリル、深型スキレットの3点に、全てに使えるハンドルが付属したセット。浅型プレートはグリル、スキレットの蓋にもなり、蓋に炭をのせて調理するダッチオーブン的な使用も可能だという。
炊飯や鍋料理で大活躍の「和鍋」が登場
そして今回、同工場は国産杉のフタが薫る、ソロキャスト16「和鍋」を開発。熱のまわりが良い鋳物で、ご飯がふっくら炊けて、すき焼きや鍋物も美味しく調理できる優れものだ。
内側には米を1合、もしくは2合炊ける米メモリと水メモリがあり、計量カップなしでもご飯が美味しく炊ける。
重量は700g以下。鉄の鋳物なのに片手でも十分に持てる軽さだ。ステンレス製の“つる”は、フックにかけやすい形状で、底面もしっかり平面があり、五徳や網の上でも安定して調理できる。
鍋料理はもちろん、様々なキャンプ料理で使用可能だ。
ソロキャンプにぴったりなサイズ感なので、ちょうど一人分の料理を作る際に重宝する。
加えて、別売りの「ソロキャスト16プレート」を蓋として使えば、炭をのせてダッチオーブンとしても利用でき、さらに料理の幅が広がる。
今回、発売されるソロキャスト16「和鍋」の一般販売価格は12,100円だが、Makuakeでは9,075円からの用意がある。なお、一般販売はクラウドファンディング終了後の12月からを予定している。
この冬、屋外で美味しい鍋料理を味わいたい人は、一度チェックしてみて損はなさそうだ。
Makuakeプロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/sscamp2/
(IKKI)
※価格は全て税込