京都・真宗大谷派 東本願寺「渉成園」にて開催<SETSUO KANO氏個展「MUJO」>

来場者数が延べ1万人を突破した、話題の個展だ。

MUJO京都評議会は、8月25日(木)より9月19日(月)まで真宗大谷派 東本願寺「渉成園」にて、突如現れた水性マジックペンのみで無常の世界を描く、加納節雄(SETSUO KANO)氏による個展「MUJO」を開催中だ。

五感を超えた感性と魂を描く表現者・加納節雄

加納節雄氏は、2020年より日本を拠点に水性マジックペンのみを用い、自身の哲学である無常を創作意義として、五感を超えた感性と魂を描く表現者。

観る人の想いのままに感じてもらうことを大事にするため、作品はすべて無題。加納氏は江戸絵画の世界的蒐集家として本物を見極める観察眼と美意識、美学を併せ持つ。

圧巻の約50作品が京都の世界遺産や国宝寺院を彩る

同展は、今年4月に開催されたニコニコ超会議での発表から満を持して、日本文化の中心である京都において出展。先日まで開催していた、真言宗総本山 教王護国寺「東寺」、真言宗御室派総本山「仁和寺」での来場者数が延べ1万人を超えた。

同展の開催に際し、「MUJO」プロジェクトプロデューサーの横澤大輔氏は、「前代未聞のこのアートプロジェクトを中心で味わい、KANO氏とともに“日本の美意識”を変えていきたい」とコメントしている。

同じく、有識者から届いたコメントを紹介する。

ヴィジュアリスト・手塚眞氏は、「聖人君主と魑魅魍魎が、奇想天外の呉越同舟。令和の怪人KANOの力作群はその量と大きさにただただ圧倒されるが裏に秘められた清廉な心が、厳つい輪郭に穏やかな光を与えている。ここから新たな日本のルネッサンスが始まる」と述べている。

JTB取締役常務執行役員・大塚雅樹氏は、「世界中の人々を魅了する芸術が現れた。新たな交流時代に真の「感動」をもたらす作品になると確信している」とコメント。

学校法人帝京大学理事長 学長・冲永佳史氏は、「日本の学校教育に強烈な波紋を投じるであろう芸術観。KANO氏は超人と言わざるを得ない」と話している。

本個展の入場料は無料。拝観料、開門時間などの詳細については、寺院公式サイトの確認を。

水性マジックのみで表現される、圧巻の世界を覗いてみたい。

SETSUO KANO個展「MUJO」
期間:8月25日(木)〜9月19日(月)
会場:東本願寺「渉成園」
所在地:京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
渉成園公式サイト:https://www.higashihonganji.or.jp/about/guide/shoseien/
加納節雄(SETSUO KANO)公式インスタグラム:https://www.instagram.com/mujo_japan/

(suzuki)