福岡県宗像市の離島「大島」。その宗像市神湊からフェリーで20分。人の往来のある港から、さらにぐるっと島の反対側、大島灯台のすぐそばに「MINAWA(ミナワ)」という宿がある。
全面リニューアルが完了したばかりの同施設。ヴィラタイプのゲストハウス(貸別荘)は、1日1組限定で最大6名まで宿泊可能だ。仕事に疲れたら、大切な人と非日常へエスケープしてみては。
経済の循環によって地域を“豊か”に変えていく
世界遺産「沖ノ島」を望む離島の宿「MINAWA」は、全国の地域振興を支援し、地域循環経済の確立を目指すローカルツーリズム社が運営する宿泊施設だ。MINAWAは、“神宿る島”「沖ノ島」に一番近い宿で、同施設のある大島自体も“神守る島”といわれている。
同社は、地域創生・地方創生、地域の魅力の活性化を目指しているが、その中で、特に注力を注いでいるのが観光業だ。地域が持っている自然や文化をサービスとして提供する「観光」は、地域創生との相性も良く、地域の価値を一層底上げする力も持っている。
MINAWAの今回の全面リニューアルにより、地域とのコンテンツ連携を強化し、大島で補助金に頼らずに経済を成り立たせる「地域循環経済」の実現を目指す。
全面リニューアルにより、ゆったり流れる島時間を満喫
宗像市の入島禁止の島、「“神宿る島” 宗像・沖ノ島と関連遺産群」は2017年に世界文化遺産登録。大島の中には“神守る島”ならではの神社やパワースポットがたくさんあり、MINAWAのテラスからは天気の良い日は世界遺産の沖ノ島が見える。
MINAWAの浴室は壁面と床タイルを改修し、ヒノキの香りでリラックス効果をアップ。窓の外には大島の大自然が広がり、ゆっくり湯船に浸かりながら、癒しのひとときを過ごすことができる。部屋で過ごすなら、腕の良さには定評のある施術者による鍼灸とマッサージの出張サービスもおすすめだ。
オプションで申し込める食事コースは、新鮮な玄界灘の天然地魚や旬の食材を使用。その素材の良さを生かしつつ、地元で人気の調味料で一工夫することにより、ほかにはない新たな地産地消のコラボレーションが楽しめる。
前菜からデザートまで大島を存分に味わえるメニューで、ワイン業界の最高峰、マスター・オブ・ワイン*の店「山仁」がセレクトしたワインや日本スピリッツ等もオーダーできる。
さらに、焚き火のできるファイヤーピットを新設。夕日を眺めながらの焚き火や、仲間と語る神秘的な夜、BBQスタイルでの食事も良き思い出になるだろう。
懐かしさや人の温かさ、ゆっくりと流れる時間を
大島で暮らす人々と共に運営しており、料理やその他のサービスまで、島民と行っているMINAWA。周囲に「何もない」からこそ、忙しい私たちが求める「何か」のある場所だ。同施設は今後も島民とゲスト、そして自然が一つになって、これからの「大島らしさ」と「新しい旅のカタチ」を作っていくという。
先進的な取り組みのもと運営されるMINAWAで、懐かしさや人の温かさ、ゆっくりと流れる島の時間を感じてみては?
MINAWA
所在地:福岡県宗像市大島字神崎2695-63
公式Webサイト:https://minawa.jp
(MK)
* イギリスで発足したワイン業界で最も権威のある称号