ジャン・プルーヴェによるヴィンテージ家具から建築関連の作品、そして幻のアンリ・プルーヴェ作品までラインアップ。
伊勢丹新宿店では8月25日(木)から9月12日(月)の期間、本館2階のイセタン ザ・スペースにて、フランスの建築家、デザイナーとして、建築生産の工業化に大きな役割を果たしたといわれるジャン・プルーヴェの作品展「THE WORKS OF JEAN PROUVE(ザ・ワークス オブ ジャン・プルーヴェ)」を開催する。
プルーヴェ作品展「THE WORKS OF JEAN PROUVE」開催
世界中のデザイナーズ・ヴィンテージ家具を収集する「ATELIER-GALLERY(アトリエ ギャラリー)」協力のもと、世界中にコレクターがいるほど高い評価を得ているプルーヴェコレクションより、家具や照明器具の他、建築関連の作品など、約25点を展示販売する。
ジャン・プルーヴェのオリジナル作品のみではなく、多くのプロジェクトでプルーヴェと協業していたシャルロット・ペリアンやピエール・ジャンヌレのマスターピース、さらに弟であったアンリ・プルーヴェの幻の作品1点なども併せて紹介。ヴィンテージのオリジナル作品を通じてプルーヴェ作品の魅力とその多様性をたどることのできる作品展となる。
プルーヴェが亡くなって40年近くの年月を経て、こうした作品を日本で見ることができるのは、モダンデザインや建築の業界、ギャラリーをはじめとした先人たちがプルーヴェの名を広めて大切に守りながら継承してきた成果でもある。
伊勢丹新宿店 本館2階にて紹介することで、市場ではなかなか実物に触れることができないような作品を気軽に見られる機会の提供を目指す。
プルーヴェのヴィンテージ家具から建築関連作品まで展示
同展の展開作品の一部を紹介しよう。まずは代表作「スタンダードチェア」の希少なカラーヴァージョン。
次に、ジャン・プルーヴェのゲリドンバスと言われるローテーブル。
そして、カメルーンで学校として建てられた建築に使われた作品など。
プルーヴェと関わりの深い作家の作品もラインアップ
展開するのはプルーヴェ本人の作品だけにとどまらない。
例えば、フランスのナンシーにあるトゥール ジョッフル ビルの備え付けキャビネット。建築家アンリ・プルーヴェとジャン・プルーヴェの協力者であった装飾家のロベール・アンシオナによる作品だ。フランス国家によって「20世紀の遺産」とラベル付けされた建物のもので、流出がなくとても希少な作品だ。
市場ではなかなか実物に触れることができないような作品ばかり。この機会に足を運んでみては。
THE WORKS OF JEAN PROUVE
会期:8月25日(木)~9月12日(月)
会場:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
所在地:東京都新宿区新宿3-14-1
特設サイト:https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/women/the_space/shopnews_list/shopnews0201.html
(IKKI)