整備性と巻き上げ効率の高い自社製ムーブメントに加えて、ダメストコーティングが施されたサブマリンスティール製の外装が魅力的。
ダマスコが、完全な自社製ムーブメントである「A26-2」を搭載したダイバーズウォッチの「DSub50」を発表した。
A26-2を搭載したダイバーズウォッチ「DSub50」
過酷な環境でも耐えられる頑強な外装
DSub50のケースは、ドイツ製のオーステナイト系サブマリンスティールで作られており、高い強度に加えて延性も備えている。耐腐食性に優れ、全く磁気を帯びないこの素材は、過酷な環境で使われるダイバーズウォッチにはうってつけだ。
¥396,000（税込）
またアイス硬化処理により、素材の硬度は約710HV（ビッカース硬度）にまで高めてある。そのため、12.60mmという薄さにもかかわらず、30気圧（300m）までの耐水性を持つのも特長だ。
加えて外装に施されたブラックのダメストコーティングが、このダイバーズウォッチの魅力をさらに引き立てる。ダマスコの独自技術であるダメストコーティングは、極めて高い強度、耐傷性、柔軟性という3つの相反する要素を両立させたものだ。
一般的なコーティングに比べて耐摩耗性に優れているだけでなく、アンカーとして使用されるイオン注入層により、7μmもの厚みを持つ被膜をベストな方法で密着させている。
逆回転防止ベゼルは、セラミックボールで保持される特許取得済みのものを採用。不用意に動く心配がないほか、長期の使用でも摩耗が抑えられるため、減圧時間を正確かつ完璧に測定できる。
また、ダマスコ独自のダマスコ・クラウンシステムにより、リュウズは水中でも操作可能。リュウズのチューブに内蔵されたOリングに潤滑を行う本システムは、一般的なOリングに比べて、はるかに長期間、安定した気密性をもたらすものだ。
ユニークな構成を持つ自動巻き
さらに今回の「A26」の大きな特徴は、ラチェット式の自動巻き。部品点数が少なく、摩耗もしにくい上、巻き上げ効率に優れたこの自動巻き機構は、メンテナンスが容易な上、デスクワークでも十分巻き上がる。
高性能と使えるサイズを両立
300m防水のケースと堅牢な自社製自動巻きを搭載する「DSub50」は、ダマスコウォッチの特徴を余すことなく体現したモデルと言えるだろう。
しかし12.60mmというケース厚により、ハイスペックにもかかわらず普段使いが可能だ。
魅力的な機能、そして外観を備えたダイバーズウォッチで、大人の男の腕元を上品に演出してみては。
ダマスコ公式サイト：https://damasko-watch.jp/
（IKKI）