福岡県八女市|コロナ禍で休業した鴨料理店が再スタート。古民家ホテルを併設して特別な体験を用意

コロナ禍で閉店した、福岡県八女市の鴨鍋料理店「葉山」が、古民家ホテル「RITA八女福島」を併設して生まれ変わった。「RITA八女福島」は、鴨料理の夕食や体が喜ぶ朝食、そして地域の魅力を体験できる新しい空間だ。

伝統工芸や古民家などの歴史が残る街・八女で新しい旅をはじめよう。

鴨鍋料理「葉山」&ホテル「RITA八女福島」が誕生

鴨鍋料理店「葉山」は、1995年に伝統的建造物群保存地区「八女福島」の町屋を活用して開業し、鴨鍋と鴨焼きを主としたメニューで、多くの常連客で賑わっていた。客席数約100席の大型飲食店で、団体客も多かったことからコロナ禍の影響が直撃し、休業を余儀なくされ、今年6月に閉業。

旧店舗のほど近くにある築約100年の古民家「旧大坪邸」が改修され移転し、客席数12席程度の小型飲食店に形態を変えて7月に再びオープンした。

さらに、同じ建物内に客室2室を設けた古民家ホテル「RITA八女福島」を8月8日(月)にオープンし、「葉山」と一体運営となり八女市の新たな滞在型観光を創出する。

豊かな暮らしを体験できる「RITA八女福島」

RITA八女福島では、「暮らすように泊まる宿」をコンセプトに、八女福島に当たり前のようにある豊かな暮らしを、客室・まちあるき・夕食・朝食の各時間のなかで体験する「八女福島くらし」の滞在を提供していく。

夕食は1階にある「葉山」にて提供。地酒やワインとともに鴨料理に舌鼓。朝食は、「八女」にちなみ⼋品⽬で構成。季節の移り変わりで揺らぐ体の変化に寄りそう朝⾷を提供する。

日本には、立春や夏至など1年を24の季節でとらえる「二十四節気」と、5日ごとに季節の移り変わりをとらえる「七十二候」がある。「RITA八女福島」の朝食では、この5日ごとに変わる七十二候に合わせてメニューを変え、その時の八女の「旬」を届ける。腕を振るうのは、薬膳料理の料理人。

八女の恵みや人との関わりを楽しめる体験

客室内でできる体験

同じ農場で作られた単一品種の茶葉「シングルオリジン」八女茶の飲み比べ3種を用意している。また、伝統建築工法をモデルにしたおもちゃで継ぎ手にチャレンジすることも。その他、提灯アートをはじめ、八女の職人とコラボした「床の間アート」を鑑賞しよう。

地域内でできる体験

酒店で晩酌の地酒を購入、角打ちで店主と交流ができる。まちあるきの道中で、晩酌のおやつを調達。足を伸ばして矢部村の八女津媛神社参拝、道中で湧水試飲も可能。

食を楽しみながら、地域の魅力にも触れられる旅は、忘れられない思い出になりそうだ。

鴨料理店「葉山」
所在地:福岡県八女市本町13-1 RITA八女福島1F
営業時間:18:00〜21:00 LO(22:00 CLOSE)
定休日:日曜日・月曜日
電話番号:0943-24-8900 ※予約は電話にて

RITA八女福島
宿泊料金:1泊2食付き 1人25,300円~
公式サイト:https://rita-yame-fukushima.jp/
予約サイト(楽天トラベル):https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/184422/184422.html

(hachi)