「THE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド京都)」では、この秋、「萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)」のペアリングディナーを開催する。萬乗醸造は、日本酒蔵でありながら、フランスでブドウの栽培からワイン醸造まで行うドメーヌでもある世界で唯一の存在。その同社の日本酒とワインが楽しめるイベントだ。
9月22日(木)限定の開催なので、気になる人は早めに予約しよう。
次の千年へ語り継ぎたい造り手として「萬乗醸造」に注目
「THE THOUSAND KYOTO」は、「千年ホテル」を掲げる同ホテルが次の千年へ語り継ぎたい造り手として名古屋市の「萬乗醸造」に注目。創業300年を超える酒蔵でありながら、約15,000坪の自社田を持ち、“米づくりから醸造まで”を一貫して手掛けている。
東西を代表するソムリエと造り手の共演
今回、日本酒「醸し人九平次(かもしびとくへいじ)」のブランドアンバサダーであるソムリエ近藤佑哉(こんどう ゆうや)氏と、醸造家の久野九平治(くの くへいじ)氏を迎え、同ホテルのシェフソムリエ・岩田渉(いわた わたる)氏を交えたペアリングディナーを開催する。
同催しでは、イタリアンレストラン「SCALAE(スカーラエ)」の料理に合わせ、「醸し人九平次」だけでなく、萬乗醸造のワイン「DOMAINE KUHEIJI(ドメーヌ・クヘイジ)」も味わえる。
東西ソムリエによるトークショーのほか、フランス・ブルゴーニュの葡萄畑とのライブ中継など、インタラクティブに「九平次ワールド」が楽しめるような企画を予定している。
日本酒、ワインの新たな可能性を発信する萬乗醸造
萬乗醸造は、1647年創業。現当主で15代目となる老舗の酒蔵。1997年に純米大吟醸「醸し人九平次」が誕生。渡仏を機に、本当に良いものならば「国境・文化・ジャンル」は超えられるという信念のもと、パリで日本酒の啓蒙活動を行っており、萬乗醸造の日本酒はパリの三ツ星レストランでも提供されている。
2016年、フランス・ブルゴーニュ地方の村、モレ・サン・ドニにて「DOMAINE KUHEIJI」としてブドウ栽培を開始し、栽培から醸造までを自社で行ったワインを発表。
現在、米とブドウの栽培から醸造までを自社で一貫して行う蔵元として、日本酒、ワインの新たな可能性を発信し続けている。
久野九平治氏は、萬乗醸造の15代目当主。代表取締役社長であり「醸造家」。
1997年に家業を継いだ際、機械的大量生産から脱却、手造り農家的な生産へ回帰を図り「醸し人九平次」をリリースした。日本酒・ワインの両方を提案できる唯一無二の造り手。
日本酒好きもワイン好きも楽しめるペアリングディナーで、特別な時間を。
ペアリングディナー
日時:9月22日(木)18:30~21:30
会場:イタリアンレストラン「SCALAE」
所在地:京都市下京区東塩小路町570番 THE THOUSAND KYOTO
料金:35,000円/人(税・サ込) ※席に限りあり
詳細:https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/the-thousand-kyoto/plan/restaurant/kuheijipairingdinner.html
(田原昌)
※画像はイメージ