2022年は、スパイダーマン60周年となるメモリアルイヤーだ。これを記念し、コミック初登場となった1962年8月発行『Amazing Fantasy #15』の表紙デザインを、江戸時代より伝わる手彫手摺の浮世絵木版画技法によって再現したメモリアルな版画が誕生。
マーベル公式オンラインストアや、大阪・東京にある「MARVEL STORE by SMALL PLANET」などで8月1日(月)より、100部限定で予約受注を受け付ける。
スパイダーマンの表紙を浮世絵木版画技法によって再現
日本が誇る“江戸浮世絵”、文化と現代のポップカルチャーの祖とも言われる“アメリカンコミック”。両者は共に人々の生きる楽しさと幸せのために生まれ、多くの人々に届けられる存在でありながら高い芸術性を内在させるという点において共通の使命を歩んでいる。
今回の作品はマーベル・コミックスに公式保管されていたオリジナル版にもとづき、江戸時代からの浮世絵木版画の彫摺技法を継承する職人の手によって、色合いやデザインはもちろんのこと、経年による風合いや傷までも限りなく忠実に再現。
その作品は、職人による彫り作業、そして摺り作業を経て出来上がる。
表紙デザインの彫り・摺りに使われた版木の一部。色別に版木を何枚も彫り、その版木の数だけ何度も摺り重ね、やっと一枚の浮世絵木版画作品が完成する。
人間国宝が手がける「生漉奉書」を使用
今回、木版画に使用するのは、越前和紙漉元・重要無形文化財(人間国宝)岩野市兵衛氏の特別制作による純手漉和紙の越前生漉奉書。
“生漉奉書”とは、その製法が国の重要無形文化財に指定されている、気の遠くなるような手間をかけて作る、日本の紙の原点とも言える手漉きの和紙だ。
本来、楮100%の厚い紙で作られていたが、近年製紙技術の進歩によりパルプ主体の奉書が多勢を占めるようになった。そのため、特に楮100%の奉書を「生漉奉書」と呼び区別するようになった。印刷用紙として洋紙屋などで一般的に扱われる「奉書」とは全くかけ離れた紙だ。今回はもちろん、楮100%の「生漉奉書」を使用する。
伝統の技と文化の華。遠く離れた海と時を超える“粋”な出会いを手元に置いて楽しみたい。
江戸伝承浮世絵木版画 スパイダーマン「1962 Amazing Fantasy #15」
予約開始:2022年8月1日(月)10時
価格:77,000円(税込・送料別)
額装サイズ:(約)高さ547mm×横幅433mm×奥行き20mm
マーベル公式オンラインストア(SHOP MARVEL 商品発売ページ):https://shopdisney.disney.co.jp/goods/4595641051024.html
(IKKI)
※8月下旬より順次発送予定
※購入順に順次発送
※職人の手作り作品のため、配送が前後する可能性あり
※画像はイメージのため、実際とは異なる場合がある