北陸で上質なステイを。廃校をリユースして生まれた美しいオーベルジュ「eaufeu(オーフ)」

石川県小松市の中心から車で20分ほどの観音下町(かながそまち)に、かつて小学校だった建物をリノベーションした「Auberge“eaufeu”(オーベルジュ オーフ)」がオープンした。

自然の中にひっそりとたたずむこの施設が提供するのは、贅沢な時間と食。北陸の自然の恵みを存分に味わえるランチやディナー、日本最高峰の醸造家も使う仕込み水で作ったドリンクなどが楽しめる。

観音下町に残された廃校がオーベルジュに

オーベルジュとは、宿泊のできるレストランのこと。「Auberge“eaufeu”」のシェフを務めるのは、日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」で、史上最年少でグランプリを受賞した糸井章太氏だ。

レストランでは、糸井シェフがこの地と向き合いながら厳選する四季折々の旬の食材を用いて、自由な発想と感性で作り上げるおまかせコースが食べられる。



随所に配置されたアートも特長。飾られているのは、フェンディとのコラボでも耳目を集めた現代芸術家・小川貴一郎氏の作品で、目と心も楽しませてくれる。



学校の面影を残しながら美しく生まれ変わった空間

廃校から生まれ変わった館内には、レストランのほか、客室、カフェと、レンタルスペースを2つ備える。

スイート、ジュニアスイート、プレミアムツイン、デラックスツイン、スタンダードからなる全12室の客室は、教室や図書室、音楽室として使われていた場所をコンバージョン。

アートに囲まれたスイート。教室1クラスを丸ごとコンバージョンしたジュニアスイート。元音楽室をコンバージョンしたプレミアムツインなど、どの部屋もいるだけで子どもの頃に帰ったような気持ちになる。


客室やバスルームの窓から見えるのは、校庭や観音下石切り場、田園などといったどこか懐かしい風景。景観や日当たりも含めてどの部屋も申し分ない。

レストランやカフェのみの利用もOK

宿泊者以外も利用できるカフェでは、糸井シェフ監修の軽食がイートイン・テイクアウトともに可能。ルーフトップテラスになった屋上で、テイクアウトしたカフェのメニューを味わいながら里山の景色を眺める時間も楽しい。


ちなみにドリンクに使われている水は、隣接する酒蔵「農口尚彦研究所」が仕込み水に使う、霊峰白山の伏流水。同酒蔵の杜氏(とうじ)を務める農口尚彦氏は、「酒造りの神様」の異名をもつ日本最高峰の醸造家だ。

せわしない日常はしばらく忘れて、童心に帰る旅に出てみては。

Auberge“eaufeu”
所在地:石川県小松市観音下町口48
宿泊料金:2名1室利用1名26,400円~
レストラン営業時間:土・日・祝 12:00~15:00(13:00 L.O.ランチ)、木〜月・祝日 17:30~22:00(20:00 L.O.ディナー)
料金:ランチ・ディナーともに16,500円
※厳しいドレスコードはないが、カジュアル過ぎる服装は禁止
カフェ営業時間:11:00~17:00
カフェ定休日:火・水(祝日の場合は営業)
公式サイト:https://eaufeu.jp/

(hachi)

※表示価格は税込・サ別