世界初のピュアEVハイパーGT「ピニンファリーナ バッティスタ」が、いよいよ今夏デリバリー開始!

世界初のピュアEVハイパーGT「ピニンファリーナ バッティスタ」の生産が、イタリア・カンビアーノに新設された専用の「バッティスタアトリエ」にて始まっている。

限定150台が生産される新型バッティスタは、強力な電動パワートレーンによって最高出力1,900ps(!)と最大トルク2,340Nm(!)を放つ、史上最強のイタリアンスポーツカーだ。

ハイパーカーの新たなベンチマーク

F1の2倍にもなるパワー、0-100km/h加速=2秒、0-200km/h加速=6秒、最高速度=350km/h、それでいてゼロエミッション。速さとサスティナビリティを両立する新型バッティスタは、ハイパーカーの世界で新たなベンチマークを打ち立てようとしている。

その凄まじいばかりのパワーは、F1参戦経験もあるドイツのプロレーシングドライバー、ニック・ハイドフェルド氏をして、「バッティスタほど強力なものを運転したことはない」とコメントするほど。

カーボンファイバーボディを用いた官能的かつ地を這うようなスタイルの中には、強力な120kWhのT字型バッテリーや、個々のホイールに電力を送る4つのモーターなどを搭載している。

10人の職人が1,250時間以上かけて製作

1台のバティスタは、10人の職人が1,250時間以上かけて手作業で製作する。

また、限定150台のうち5台のみが生産される特別仕様の「バッティスタ・アニヴェルサリオ」の場合は、特注デザインの装備や手塗りでの仕上げを含め、最大1,340時間を要する。

新設された「バッティスタアトリエ」では、合計14の生産ゾーンと品質保証ゾーンを設置。先端技術を活かしたコンポーネントや機器を用いつつ、細かなネジ類はエアドライバーによる締め付けで精度を確保するという昔ながらの方法や工具も活かすなど、コーチビルディングの伝統が息づく製作工程を採用している。

比類なきオーナーシップ体験

ピスポーク(オーダーメイド)プログラムも魅惑的だ。というよりも、バッティスタの場合は1台1台がビスポーク仕様となる。

カラーやマテリアルなどの組み合わせは、実に1億2,800万通り。オーナーは実際に「バッティスタアトリエ」を訪ね、自身のバッティスタを製作するチームに会い、彼らと協力して好みのデザインを選び、製作の様子を目にすることまでできるのだ。

デリバリーはいよいよ今夏からスタート。創業者であるバッティスタ・“ピニン”・ファリーナの名を冠したピュアEVハイパーGTは、エンスー達から熱い視線を浴びている。

ピニンファリーナ バッティスタ 公式サイト(英語):https://www.automobili-pininfarina.com/battista

(zlatan)