滞在を通して秩父の歴史や文化に浸り、楽しんでもらう分散型宿泊施設「NIPPONIA 秩父 門前町(ニッポニア ちちぶ もんぜんまち)」が、8月5日(金)に開業する。同施設は、秩父エリアのにぎわい創出と持続的な地域活性化のために、西武秩父駅周辺の古民家3棟を改修したものだ。
レトロな古民家に泊まって、地域の伝統に触れてみよう。
秩父をより深く楽しむための施設・プログラムが満載
「NIPPONIA 秩父 門前町」は、蔵やモダンな昭和建築などそれぞれ趣の異なる全8室の宿泊施設の他、秩父産の食材や秩父で活動する職人が作成した食器などを使った、地元産にこだわるレストラン、カフェを併設する。
秩父神社周辺のまち歩きガイド、秩父の伝統的な織物である秩父銘仙の着物着付け体験など、秩父をより深く楽しむための体験プログラムの提供も予定している。
同施設を開業した「秩父まちづくり」は、同開発事業を1期開発として、今後も秩父エリアのにぎわい創出と持続的な地域活性化のために開発計画を進めていくという。
日本の原風景・郷(さと)にいるということの価値
里山、集落、城下町、宿場町。土地に根づき、人の暮らしや地域の生業によって育まれた日本の風景。効率化が優先される現代社会の中で、今、その郷が放置され、日本の原風景が失われつつある。
そんななか「NIPPONIA」は、消えつつある古民家を起点に、その地域ならではの食や生活文化などを丁寧にすくい取り、心を込めて養い、美しい郷として再生し提供することを考えているという。
歴史ある建物が醸し出す古き味わいは、どこか新鮮な魅力を秘めている。自然とともにある暮らし、歴史や伝統に育まれた生業は、未来の日本にとって、貴重な資産となるはず。
再生した郷に滞在した人たちが、「なつかしくて、あたらしい、日本の暮らし」を体感し、ここに暮らす人たちと「おかえり、ただいま」と心通わせる関係を築く。
そして、旅人ながら居人のようにゆっくり、のんびり、暮らすように過ごす、そんなささやかで贅沢な時間と出会いを与えてくれる。
「NIPPONIA 秩父 門前町」は、7月15日(金)15時から予約の受け付けを開始している。気になる人は予約サイトのチェックを。
東京からもほど近い秩父で、古き良き日本を感じてみては。
NIPPONIA 秩父 門前町
所在地:埼玉県秩父市宮側町17-5(MARUJU棟)、埼玉県秩父市番場町17−10(KOIKE・MIYATANI棟)
予約受付サイト:https://nipponia-chichibu.jp/teaser/
(suzuki)