<飛騨高山>1日1組限定・ゲストを当主の客人として扱うラグジュアリーヴィラ「谷屋」のもてなし

飛騨高山の重要文化財建築「日下部民藝館」が、隣接する離れを改修。

ゲストを“日下部家の客人”としてもてなす、1日1組限定のラグジュアリーヴィラ「谷屋(たにや)」を今秋オープンする。

300年以上の営みを紡いできた名家「日下部家」の客人として宿泊

風光明媚な町並みが残る観光地、飛騨高山。旧市街地に位置する国指定重要文化財「日下部家住宅」は、13代つづく商家の町家建築として現存する貴重な建造物であり、「日下部民藝館」として公開している。

飛騨高山の伝統を体験する

新たに暖簾をかけるこの宿では、ゲストに“日下部家の客人”として滞在してもらうことをコンセプトに、森を中心とした自然の豊かさを体験できる特別なプログラムの案内や、飛騨高山を代表する料亭がゲストのためだけに腕をふるうひとときを提案。

また夕刻以降は、隣接する重要文化財「日下部民藝館」を貸し切り、プライベートラウンジとして利用可能。民家建築の最高峰ともいわれる豪快な梁組みと広い土間は、代々の当主たちが守り抜いた、このまちに息づく伝統美を感じられる空間だ。

「日下部民藝館」の真の価値は、空間に差し込む光と生まれる影のうつろいを感じながら、当主とお酒を交わし、ゆったりと過ごしてこそ実感できるもの。

大きな囲炉裏を囲んでの食事、音楽の演奏や、芸者さんのお座付きの手配をはじめ、飛騨高山の文化複合施設としてここでしか得られない体験をしよう。

自然や歴史に触れる「谷屋」のスペシャリティ

「谷屋」に宿泊するゲストの最大のスペシャリティは、この街で長く暮らしを営んできた名家「日下部家」に招かれた主客として、飛騨での時間を心地よく、豊かに過ごせることだろう。

自然光が注がれる中庭に面した、極上の檜風呂を備えた客室内で、快適で自然に則した健康的な時間はもちろん、重要文化財の日下部民藝館を貸し切った特別な時間を過ごせる。そして、旦那衆である日下部家を通して出会うことができる人々との触れ合いから、飛騨高山のまち・そこに住まう人々の営みを感じられる。

また、ゲストは、飛騨の奥深い魅力を案内するオリジナルプログラムに参加することも可能。

飛騨高山や白川郷をはじめとした歴史に触れるガイドツアーはもちろんのこと、豊かな森林資源に恵まれ、その自然環境に生かされてきた飛騨人たちが育んだ、「木」を中心とした文化と自然の奥深さを知ることができるアクティビティを複数用意している。

豊かな旅の目的地として

飛騨高山は北アルプスの山々に囲まれた自然、縄文時代から連綿とつながる歴史と町並み、京や江戸の文化と混ざり合い、独特に育まれてきた風土が今でも感じられる場所。

国内外から旅人が集まる観光名所だが、あるがままの自然、風土に揉まれ、育まれてきた人々の日常の中にこそ、真の美しさがひそむのではないだろうか。そんな魅力を五感で堪能できる「谷屋」での宿泊は、今までにない特別な時間になるだろう。

江戸時代、日下部家が商家だったころの屋号が、この秋に蘇る。

谷屋
オープン時期:2022年秋(10月10日(月)予定)
予約開始:7月下旬予定
所在地:岐阜県高山市大新町1-55
公式サイト:https://taniya-hida.com/

(田原昌)