JR東日本は、昨年開催中止となった「浄土平 天空のガストロノミー」を、7月12日（火）から改めて販売する。

同プランは、日本一高い標高の公開天文台（標高約1,600ｍ）が位置する磐梯朝日国立公園「福島・浄土平」を舞台に、雄大な大自然と美食を五感で堪能できるプレミアムディナープランだ。開催は9月2日（金）だが、定員30名なので早めにチェックしよう。

大自然と食の魅力を五感で堪能する一夜

浄土平湿原自然散策

標高約1,600ｍ、雲の上に広がる彩り豊かな美しい湿原を、迫力ある火山を眺めながら巡る。湿原では木道が整備されており、多様な高山植物や火山植生をすぐ近くで観察できる。火口に水をたたえ、コバルトブルーに輝く桶沼は必見だ。

参加者限定で浄土平ビジターセンターと浄土平天文台を特別に貸し切り、「国立公園・浄土平」の自然の神秘について、専属スタッフが解説を行う。

食材の魅力を引き出したプレミアムディナー

東北の復興と活性化に尽力している奥田政行（おくだまさゆき）シェフによる、福島の食材を使い国立公園の雄大さをイメージした、一夜限りのプレミアムイタリアン。浄土平レストハウスで開催する。

日が落ちて夜を迎える幻想的な時間帯、匠の技で食材の魅力を引き出した芸術的なディナーを堪能しよう。

ロマンチックな星空観賞会と演奏会

雲の上にある浄土平は空気が澄み、光害が少ない絶好のスターウォッチングポイント。天文台スタッフによる星空解説や、福島県在住のプロのヴァイオリン、アコースティックギター奏者による野外生演奏を行う。時間とともに移りゆく自然を五感で感じてみよう。

数々の賞を受賞するシェフ・奥田政行氏

奥田氏は、山形県鶴岡市生まれ。高校卒業後に上京し、イタリア料理やフランス料理を修業する。2000年、在来野菜*など旬の地元産こだわり食材を使った現在の店「アル・ケッチャーノ」を鶴岡市にオープン。世界各地の料理コンテストにおいて数々の賞を受賞している。

執筆にも力を注ぎ、2020年著『ゆで論』（ラクア書店刊）は、グルマン世界料理本大賞2022で「Best single Subject book部門」グランプリを受賞。

満天の星空が広がる浄土平

福島市の西部、磐梯朝日国立公園に属し、「日本の道100選」に選ばれた磐梯吾妻スカイラインの中間点の標高約1,600ｍに位置している。火山礫に覆われた荒々しい山肌をはじめ、彩り豊かな山岳湿原と変化に富んだ美しい風景が広がる雲の上の楽園。福島市内から車で約1時間とアクセスが良く、登山道、自然探勝路、ビジターセンター等の施設が充実する。

夜の浄土平は、標高が高く空気が澄み、周囲の光害が少ないため、満天の星空が広がる全国でも有数のスターウォッチングポイントと呼ばれる。

当日は、福島駅からイベント時刻に合わせて無料シャトルバスを運行。

星空の美しさとともに、特別な一夜を過ごしてみては。

「浄土平 天空のガストロノミー」
開催日時：9月2日（金）16:00～21:00
会場：福島県福島市 浄土平（磐梯朝日国立公園）
所在地：福島県福島市土湯温泉町字鷲倉山
価格：1人30,000円（税込）※飲み物の料金も含む
発売日：7月12日（火）11:00～ ※定員30名に達し次第、販売を終了
販売ページ：JRE MALL内「*and trip.オンラインショップ」 https://www.andtrip.jp/article/003298.html
※雨天時、屋外でのアクティビティは屋内での代替サービスに一部内容が変更となる場合あり

（田原昌）

* 品種改良されていない野菜のこと
※新型コロナウイルスの感染状況や運行状況、天候等によりイベントを中止または変更とする場合あり
※歩きやすい服装・履き物、また防寒や雨具での参加を推奨