仕事術やフレームワークがなかなか身に付かない人に贈る本『デザイナー式 理にかなった仕事術』

新たな仕事術が出るたびに試すが、成果が上がらない。

そんな人は、7月2日(土)に刊行された『デザイナー式 理にかなった仕事術』(守本悠一郎著)で自身のビジネスマインドを振り返りたい。

仕事術のコツを語る、新たな視点のビジネス書

本書は、仕事術やフレームワークがなかなか身に付かない人へ、デザイナーが「仕事術のインストール方法」から語る、全く新しい発想のビジネス本だ。

本書を執筆するにあたり、著者である守本悠一郎氏は冒頭で「仕事術とは、あくまで“他人のもの”である」と述べている。

人の語る「仕事術」というのは、あくまで人が考え出したものを“借りて使う”仕事術に他ならない。少しでも気を抜くと主体性が失われ、付箋を貼ったり、壁に貼ったりといった“行程”が“目的”になっていく。その結果、大した成果を上げることができないまま終わってしまうのだ。

仕事術は万能な魔法ではない。あくまで補助器具に過ぎず、仕事術を使った上でさらに努力を重ねて初めて結果が出る。しかも、それ(仕事術)を作ったのが他人であればなおさら、自分の体や能力に合わせてやり方を調整する必要がある。

服屋で新たにボトムスを買う時、裾上げをしたり、ベルトで自分のウエストにフィットさせなければ、到底履きこなせない。仕事術も同じだ。

1994年生まれのデザイナーが“仕事のコツ”を考える

さて、この本を書いた守本悠一郎氏とはいったいどのような人物なのか、気になる人は多いだろう。

守本氏は1994年生まれのフリーランスデザイナーだ。2014年に千葉大学工学部デザイン学科進学後、3年次に武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科へ編入。在学中よりフリーランスとして活動を始め、広範囲のデザインを手がけてきた。その後はテクノロジー分野にも越境し、自社(NEWPLAIN)のアプリを1人で作成・リリース。

近年はビジネス分野に知見を広げ、経済や歴史など社会の根底から、ジョブ理論、破壊的イノベーション、最新のパーパスまで踏まえながら、スタートアップを中心にコンサルを手がていける。

招待制のデザインアワード「TOPAWARDS ASIA」をトップスコアで受賞、「東京ミッドタウンアワード」ファイナリスト入り、「ADFミラノサローネデザインアワード」優秀賞、「JID AWARD」NEXTAGE部門賞など、海外含め受賞歴は数え切れない。また、その仕事事例は「AXIS Web Magazine」、「艺术与设计」、「MdN DESIGN INTERACTIVE」などにも掲載されている優秀な人物だ。

気鋭のデザイナーが語る「仕事術」のコツを習得し、新たな視点からビジネスに取り組んでみては。

デザイナー式 理にかなった仕事術
著者:守本悠一郎
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(IKKI)