荏原製作所が手掛ける陸上養殖ブランド「REIHAKU」の第一弾商品・ヤイトハタをCRAFT FISHスターシェフとのコラボレーションで商品開発。
同社が運営するサスティナブルシーフードECサイト「CRAFT FISH(クラフトフィッシュ)」にて、7月4日(月)より販売開始した。
陸上養殖されたヤイトハタを一流シェフの手で商品化
REIHAKU第一弾商品である「灸羽太(ヤイトハタ)の蒸し魚」は、陸上養殖されたヤイトハタを使用した商品。
ヤイトハタは希少な高級魚のためになかなか食卓にあがらず、あまり知られていなかったが、旨味をたたえた身は、白身の王様とも称され、幅広いジャンルの料理に利用される。昨今は、日本だけでなく、アジア・中東各国でも消費量が増え続けている。
荏原製作所は、ヤイトハタの需要増加にサスティナブルな形で応えるために、陸上養殖での生産に乗り出した。そして、CRAFT FISHスターシェフの古田崇さんの監修により「灸羽太の蒸し魚」がプロデュースされた。
ヤイトハタの持つ上質な身の食感や脂を活かすために、中華の手法によりスープ仕立ての蒸し料理に仕上げている。
価格は、ヤイトハタ約130g入りスープ×2パックで、5,200円(税抜)。冷凍での提供となる。
サスティナブルな養殖水産物をセレクトするECサイト
CRAFT FISHは、さかなファーム社が運営するサスティナブルな養殖水産物をセレクトして取り扱うECサイトだ。
「美味しいこと」「安心・安全であること」「持続可能であること」を掲げ、これらを兼ね備えたものをCRAFT FISHとして取り扱う。
丁寧に魚づくりに向き合う生産者の想い、協力体制にある一流料理人の感性を融合させ、これからの時代に沿ったサスティナブルで最高に美味しい魚を食卓へと届けることを使命とする。
CRAFT FISHのスターシェフたち
商品開発でのレシピ開発だけでなく、生産段階での品質改善などにも積極的に協力する未来志向のシェフ集団がCRAFT FISHのスターシェフだ。そんな彼らの中から3人を紹介しよう。
イタリアンシェフ 古田 崇さん
イタリアン「アルボール」(東京神楽坂・虎ノ門ヒルズ)のオーナーシェフ。養殖の魚にもいち早く注目し、積極的に使用している。2020年7月にはモダンチャイニーズ「淡路町 雅宝 アルボール」をオープンさせた。
鮨職人 黒﨑 一希さん
2015年に「くろ﨑」を渋谷にオープン。鮨種とシャリのハーモニーにとことんこだわった鮨とオリジナルの酒肴、それに合う日本酒で客をもてなす。
和食料理人 福躍 匡史さん
和食店で研鑽を積んだ後、独学でおでん作りに励み、代官山「俺のおでん 福躍」の料理長に就任。2013年に出汁にこだわったおでん店「福躍」を西麻布にオープン。
こと魚に関しては、まだまだ天然物を最上とする傾向が強い。しかし、多くの水産資源は枯渇の危機に瀕している。
サスティナブルな視点から、シーフードに注目してみる時代が到来したようだ。
さかなファーム
CRAFT FISH商品ページ:https://craftfish.jp/products/reihaku-yaitohata-mushiuo
CRAFT FISHブランドページ:https://craftfish.jp/pages/reihaku
CRAFT FISHスターシェフ一覧:https://craftfish.jp/blogs/chef
(高野晃彰)