福岡県福岡市南区にある「高宮庭園茶寮」にて、日本の古き良き夏夜の風情を楽しむ催し「夏の灯（なつのひ）」を7月23日（土）から8月7日（日）までの期間限定で開催する。

竹を使用したライトアップで風情を楽しみ、夏らしさが味わえるコース料理を堪能しよう。

“竹あかり”が灯る日本庭園を楽しむ

「高宮庭園茶寮」は、かつて筑豊の炭鉱王と呼ばれた貝島太助の弟、貝島嘉蔵の邸宅跡地として、現在は福岡市の指定文化財となっている。100年の時を超えて、当時の趣はそのままに現代技術とデザインを融合させ、福岡の新たな寛ぎの場を目指す新施設として2022年4月1日にオープンした。

今回開催される「夏の灯」は、貴重な近代和風建築の技術が残る邸宅で、自然の恵みを最大限に生かしたコース料理と竹灯籠のライトアップが施された日本庭園を眺め、夏の宵を堪能するイベントだ。

風情ある日本の夏が楽しめる

今回庭園の演出を担当するのは、日本初“竹あかり”総合プロデュース集団の「CHIKAKEN（ちかけん）」だ。“竹あかり”を通じて、日本の和の美しさを伝え、人々のつながりを生み出しながら、地域活性や持続可能な社会の実現を目指している。

そんな彼らが手掛ける“竹あかり”の演出によって、夏の闇夜にやさしい灯が浮かび上がる幻想的な庭園へと変身する。

食事のあとは、高宮庭園茶寮オリジナルの提灯を持ち、庭園散策へ。能作の風鈴の音、蝉や鈴虫の声に耳を傾け、風情ある日本の夏に触れよう。

九州の自然の恵みを最大限に生かすフルコース

「高宮庭園茶寮」のレストランで味わえる料理は、九州の厳選された素材を用いて、日本ならではの出汁・茶などの食文化を大切にしながらも、様々な技法でアレンジをした創作料理だ。

今回のイベントに合わせた、夏の夜に相応しいコースは2種類。いずれも完全予約制となっている。

コース1は、「長浜市場直送鮮魚の昆布締め」や「宮崎県産鰻とズッキーニ 赤米 鰹出汁リゾット」、お肉に「伊万里A5ランク 牛サーロイン サマートリュフ醤油と本味醂の照焼赤ワインソース」などが味わえる。料金は平日で13,000円、休日は15,000円。

コース2では、コース1の内容の他に「シャラン産 鴨胸肉のロースト 赤梅とビーツ ルビーポルト酒のソース」が楽しめ、伊万里A5ランクのお肉は牛フィレ肉に変わる。料金は平日18,000円、休日20,000円となる。

また、どちらのコースでも、食事の最後には夏らしさを味わえるかき氷が提供される。

夏の夜の風情を楽しみながら、九州の食を味わってみては。

夏の灯
開催期間：7月23日（土）～8月7日（日）
開催場所：高宮庭園茶寮
所在地：福岡県福岡市南区高宮五丁目16-1
イベント詳細：https://takamiyagarden.com/event/natsu-no-hi/

（田原昌）

※表示価格は税、サービス料込、乾杯酒付
※メニュー内容は仕入れ状況により予告なく変更になる場合あり
※当日15時までに予約がない場合は休業