廃タイヤをアップサイクルした、世界に一つだけの表情を持つライダー向けヒップバッグが秀逸

モンドデザイン社が運営する廃タイヤをアップサイクルするブランド「SEAL(シール)」が、ライダー向けギアを開発する「KUSHITANI(クシタニ)」とコラボレーション。

素材に廃タイヤチューブを使用したヒップバッグを、SEAL表参道本店と、KUSHITANI PERFORMANCE STORE横浜店・清水店・針テラス店で販売中だ。

バイカーが使いやすい高い機能性を備えたヒップバッグ

SDGsの掲げる「つくる責任 つかう責任」への貢献を目標とするサステナブルな思想を持ち、高い耐久性や防水性が支持されてバイカーのユーザーが多い「SEAL」と、半世紀以上に渡りバイク向けパーツを開発してきた「KUSHITANI」の機能性を組み合わせることで今回のコラボレーションモデルが実現した。

「KUSHITANI」が培った高い安全性と操作性をベースに、バッグ表面全体には「SEAL」の特徴である廃棄されたタイヤチューブを採用。加工が難しい廃材だが、すべて国内職人による一つひとつ手作業での縫製を行うことにより、廃タイヤの特徴でもある、それぞれ表情の異なる素材感を持つ世界に一つだけのヒップバッグが完成した。

ヒップバッグは、グローブをした状態でも使いやすい特殊パーツや、夜間の走行時にも安全性を確保する反射材を採用。さらに各パーツに採用された高い強度と防水性を持つCORDURAナイロンや止水ファスナーにより、走行中の突然の雨から内部を守るなど、高い機能性を兼ね備えている。

「KUSHITANI×SEAL ヒップバッグ」は、カラーはブラックのみ、サイズはH215×W270×D90mm(約5.2L)。価格は25,300円(税込)となっている。

ユーザーの環境意識の拡大を目指すコラボ製品

「SEAL」は、2007年に環境貢献を理念として創設した。すべての作業を国内職人の高い技術によって作られている“MADE IN JAPAN”のバッグブランドで、製品は廃タイヤを再利用して作られている。

製造が困難な森野帆布や藤倉航装といった異素材とのコラボ製品も開発。WWF(世界自然保護基金ジャパン)への寄付や植林など、「SEAL」が行っている活動を通じて、ユーザーが気軽に社会貢献活動に参加できるような取り組みも積極的に行っている。

一方、静岡県浜松市に本社を構える「KUSHITANI」は、1947年の設立以来、「First Safety , First Run … 最高の安全性と最高の走りを」を掲げ、ライダーのための安全性に配慮したバイク用レーシングスーツやバッグ類などのバイクギアの開発・販売をしている。

日常生活でもSDGsやサステナビリティが意識されるようになったが、日本で初めて廃タイヤを活用した製品を世に送り出すブランド「SEAL」のバッグ類は、大人の男のスタイリングにタフでカッコイイ印象を与えてくれる。

SEAL 公式サイト:https://www.seal-brand.com

(MK)