島根の伝統、自然、素材にこだわった逸品がそろう「奥出雲前綿屋オンラインショップ」がオープン

島根県雲南市・たなべたたらの里が運営するオンラインショップが、「奥出雲前綿屋オンラインショップ」として7月1日(金)にリニューアルオープンした。

同オンラインショップでは、ブランド卵「彩り天佑卵」やバウムクーヘン、プリンなどのスイーツに加え、100年の時を経て復活した、田部家のたたら吹きで生産された「鉧(けら)」を使った鉄製品を販売する。

さらに、オープニングイベントとして、シェフ館岡武士氏と奥出雲前綿屋のコラボスイーツも販売中だ。製鉄で栄えたまちの魅力を余すところなく堪能しよう。

地域の製鉄法や自然を守るプロジェクト

島根県雲南市の「たなべたたらの里」は、「たたら製鉄」で栄えた田部家の560年の歴史文化と雄大な自然を守り、新たな価値観を生み出すことを目的としたプロジェクトだ。

地域の魅力の徹底的な追求、交流人口・定着人口増加に取り組み、中山間地域活性化の先進的モデルになることを目指して、昨年10月には株式会社を立ち上げている。

同社では、製鉄業で東京や海外市場に打って出ることに加え、農業や観光、飲食や宿泊業など地域創生に関するあらゆる事業を推進する。そして、地域に光るものを徹底的に磨き上げ、同じように各地で頑張っている人たちとネットワークを構築し、島根全体を盛り上げていく考えだ。

たたらの里地域の商品がお取り寄せできる!

リニューアルオープンした「奥出雲前綿屋オンラインショップ」は、3つのブランドが同時に利用できるのが魅力だ。

「奥出雲前綿屋」は、島根県産の米粉を使用し、個性的な食感と発酵バターの香り豊かな「桂の木ばうむ」や、地域を代表する木次牛乳を使用した「ままたまごぷりん浮わり」など、「彩り天佑卵」の本質を生かしたスイーツやマヨネーズ、醤油などをラインアップ。

「桂の木ばうむ」は奥出雲前綿屋を代表する、バウムクーヘンの概念を変える一品だ。

「奥出雲前綿屋鐵泉堂」は、室町時代から鉄づくりを始め、大正期に一時途絶えてしまった「たたら製鉄」を、約100年の刻を経て復興した。

同店は、この「たたら製鉄」でできた玉鋼(真火鐵)を加工した包丁、鉄瓶、ゴルフパターなどのオリジナル製品を、現代の匠やデザイナーと作りあげている。日本刀作りに使われた玉鋼からなる魅力の逸品は一見の価値あり。

「たなべ森の鶏舎」は、奥出雲地方の豊かな自然と天然の地下水、こだわり自然飼料で育った「彩り天佑卵」を販売。グルタミン酸、アルギニンなどのアミノ酸が市販の卵に比べ豊富に含まれており、コクのある優しい味わいが特徴だ。

卵の単品購入はもちろん、定期購入やたまごかけご飯セット、雲南市の新鮮野菜とのコラボセットなどを販売している。

オープニングイベントでは、コラボ商品が新登場!

現在、「奥出雲前綿屋オンラインショップ」のオープンを記念して、札幌を拠点とするシェフ、館岡武士氏が“たたらの里の恵”を素材に手掛けたbonbons(スイーツ)を販売している。

「素材の本質」を見極めることを大切にしたシェフが「彩り天佑卵」と出会い、テイストが異なる3種類のプリンや、伝統の焼き菓子など味わい深い商品が誕生した。コラボレーションはオープン記念に限らず、第2弾も準備中とのこと。

自分へのご褒美や、手土産・ギフトにも適した商品をラインアップする「奥出雲前綿屋オンラインショップ」。地域の逸品を楽しみながら、たなべたたらの里プロジェクトの最終目標、「自給率100%のコミュニティ」の構築による里山再生と、「山」の復興をサポートしよう。

奥出雲前綿屋オンラインショップ:https://tanabetataranosato.com/shop/

(MK)