長野県御代田町で開催する「浅間国際フォトフェスティバル2022」のテーマと参加作家が発表

ウクライナ出身の写真家の作品も登場。展示される作品は錚々たる写真家によるものばかりだ。

アマナは長野県北佐久郡御代田町と共同で、「浅間国際フォトフェスティバル2022」を7月16日(土)から9月4日(日)まで開催する。これに伴い、フェスティバルテーマと参加作家を発表した。

テーマは「Mirrors & Windows」

今年度の浅間国際フォトフェスティバルのテーマは「Mirrors & Windows(鏡と窓)」。

世界中が様々な問題に直面し、あらゆることが目まぐるしく変動していく中、私たちをとりまく未来はこれまでになく不確実、不透明になっている。こんな時代に自身を見つめると同時に、社会を覗く手段としての写真の意味と役割、そしてその力についてあらためて捉えてみようという思いから、今回のテーマが決定した。

ウクライナに生きる人々を写したポートレイトなども展示

イベントには、日本を代表する写真家である石内都氏が参加。1980年代に撮影された「連夜の街」をカラーで見せる。また、この10年の間の写真の世界に大きな影響を与えた、人気の高いヴィヴィアン・サッセン氏が近作「Venus& Mercury」を中心に展示。

イェレナ・ヤムチュク氏は、ウクライナに生きる人々を写したポートレイトを展示。戦禍に巻き込まれている祖国を思う時間を観客と共有する機会を創出する。そのほか、エリック・ケッセルス氏のユニークなインスタレーション作品など、老若男女誰もが楽しめる展示となっている。

グッチがメインスポンサーに!

今年の「浅間国際フォトフェスティバル2022」は、グッチがメインスポンサーとして、フェスティバルの開催をサポート。

また、アート写真メディア『IMA』のディレクションにより、木村和平氏、小林健太氏、沢渡朔氏、野村佐紀子氏、細倉真弓氏、水谷吉法氏、森山大道氏ら7名の作家が、井浦新氏(俳優)、石上純也氏(建築家)、金子ノブアキ氏(ミュージシャン/俳優)、久住有生氏(左官職人)、志尊淳氏(俳優)、森岡督行氏(森岡書店代表)、吉田修一氏(作家)らグッチを纏う7名の現代のジェントルマンたちを撮りおろし。

これらの作品をフォトフェスティバル開幕と同時にオープンする御代田写真美術館に展示する。国際的に注目を集める7名の日本人写真家による作品を通じて、グッチの新たなマスキュリニティの探求を描き出す。

ライカによる特別展示も

オフィシャル協賛社のひとつとして、ライカカメラジャパンも展示に参加。ヴィンテージのスクールバスを展示会場として、写真家・大杉隼平氏の旅先で捉えた作品群を展示する。会期中の7月23日(土)、24日(日)には、撮影ワークショップも実施予定だ(各回15名)。

豪華な作品が集結するこのイベントは一見の価値あり。写真から伝わる物語を感じに行こう。

浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA
会期:7月16日(土)〜9月4日(日)
定休日:水曜日(8月10日を除く)※屋外展示は自由に閲覧可能
時間:10時~17時(屋内展示の最終入場は16時30分まで)
会場:MMoP(モップ)
所在地:長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1
入場料:一部有料
公式サイト:http://asamaphotofes.jp

(IKKI)