代表作の立体や平面作品など約40点と、本展のために制作された新作も併せて展示。
銀座にある「ポーラ ミュージアム アネックス」では、2018年開催の「中世より愛をこめて」から4年ぶりとなる野口哲哉氏の展覧会「this is not a samurai」を、7月29日(金)から9月11日(日)まで開催する。
4年ぶりとなる「this is not a samurai」を開催
野口哲哉氏は、「鎧兜」をモチーフに人間の内面性や多様性を問いかける美術作家だ。2021年の巡回展をはじめとした国内外での展示開催や海外ブランドとのコラボレーションなど、その活躍は多岐に渡り、見る人に感情を押し付けないニュートラルな作風はあらゆる世代や国籍の人々に広く受け入れられている。
野口哲哉氏は樹脂や化学繊維といった現代的な素材を使って作品を制作している。
それは鉄や漆などの素材、あるいは鎧兜といったモチーフに付きまとう、「こうあるべき」という原理主義的な事柄に対する、野口氏独自のアイロニーだ。
鎧武者だけではなく、人間が誰しも持つ暴力性や生々しさ、現代人だけではなく、どの時代の人間も持つ優しさや美しさ。野口氏の作品は心地よい緊張感と静かなユーモアが交錯する、新しい形の現代美術と言える。
本展では、野口氏の作品の中から、代表作の立体や平面など約40点と、本展のために制作された新作を併せて展示。作品に込められた優しさと悲しさ、人間への好奇心にあふれた世界を紹介している。
鎧兜をモチーフに人間の内面性や多様性を問いかける美術作家、野口哲哉氏の真骨頂をご覧あれ。
野口哲哉「this is not a samurai」
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
所在地:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
会期:7月29日(金)〜9月11日(日) ※会期中無休
開館時間:11時〜19時 (入場は18時30分まで)
入場料:無料
ポーラ ミュージアム アネックス公式サイト:http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
(IKKI)