<6月25日開催>大切な食器を長く使おう。輸入洋食器の「ル・ノーブル」が金継ぎ修復を紹介

輸入洋食器専門店「ル・ノーブル」は、漆芸舎 平安堂京都の清川廣樹氏による金継ぎ修復を紹介するサービスを始める。

その一環として6月25日(土)に、ル・ノーブル京都四条本店にて、金継ぎ修復相談会を実施。合わせて特別企画「金継ぎ」パネル展も開催している。

漆芸舎の協⼒を得て開催する修復先紹介サービス

新しいサービスでは、大切な器を長く使うための金継ぎ修復先を紹介する。

世界の陶磁器やガラス製品を扱う同社でも、かねてより「⼤切にしていた⾷器が割れてしまった。思い出の品や⼊⼿困難な品なので修復したいが、どこに依頼すればわからない」などの声が寄せられていた。

そこで、漆芸舎 平安堂京都(以下漆芸舎)の⾼い技術力と修復への想い、そして昨今の漆芸を取り巻く課題に深く共感し、漆芸舎の協⼒を得て、今回の紹介が実現した。

伝統技法「金継ぎ」

金継ぎとは、陶磁器・ガラスなどの、割れ、欠け、ヒビを漆によって接着し、金などで装飾して仕上げる修復技法。金以外の素材や技法を使って修復することもあり、現在はさまざまな修復方法を総称して「金継ぎ」と呼ばれている。

漆芸舎 平安堂京都

京都・⼤徳寺総⾨前にある漆芸舎。代表である清川廣樹⽒は、世界遺産を含む⽂化財の漆芸修復に45年以上携わる漆芸修復師。すべてを⼟にかえすことを前提に⾃然素材のみを使い、江⼾時代に確⽴された伝統技法を継承した⾦継ぎ修復を⾏っている。

清川氏が大切にするのは、依頼主との対話。まずは時間をかけ、持ち込まれた器の作り⼿の想いを聞き、さらに作られた時代や素材を踏まえ、その器にとって最良の修復デザインをイメージして修復を施す。

建築・仏像・陶磁器・ガラス器・漆器・アンティーク家具・古美術品などの修復経験と知識を⽣かし、「壊れ」から「新たな景⾊」を器に与えるのだ。

漆芸修復師に直接相談&パネル展⽰も

当日の相談会では、修復したい器を見ながら清川氏に直接面談することが可能となっている。

また、漆芸舎を紹介するにあたり、まずは漆芸の世界に生きる職人、継承されてきた文化や今の現状を、より多くの人に知ってもらうために、金継ぎのパネル展⽰を開催する。

長く使い続けたい、高品質な食器を取り扱うル・ノーブルならではの新しい試みだ。

漆芸修復師 清川廣樹氏による金継ぎ修復相談会
日時:6月25日(土)11:00~18:00
会場:ル・ノーブル京都四条本店 4階特設会場
所在地:京都府京都市下京区四条通柳馬場西入ル立売中之町102-2
※完全予約制

特別企画「金継ぎ」パネル展
開催期間:開催中 ~6月25日(土)11:00~18:00
会場:ル・ノーブル京都四条本店 4階特設会場
※入場無料・見学自由
ル・ノーブル:https://www.le-noble.com/

(hachi)