「BAG-Brillia Art Gallery-」で、詩人萩原朔太郎の孫・萩原朔美氏の展覧会「萩原朔美 都市を切取り、時を生け捕る」を開催

東京建物は、7月10日(日)までの期間、東京建物京橋ビル1階のアートギャラリー「BAG-Brillia Art Gallery-(バッグ ブリリア アート ギャラリー)」にて、展覧会「萩原朔美 都市を切取り、時を生け捕る」を開催中。

この展覧会は、詩人萩原朔太郎(さくたろう)没後80年に際し、朔太郎の軌跡とともに、その孫である萩原朔美(さくみ)氏の活動を紹介する。

萩原朔美氏の幅広い活動を紹介する展覧会

アートギャラリー「BAG-Brillia Art Gallery-」は、「+1(プラスワン)」「+2(プラスツー)」という 2つの展示スペースで構成される。

マンションブランド「Brillia」を展開する東京建物は、建物やデザイン、インテリア選びをクリエイティブな活動と考える。そして、アート作品は暮らしを豊かにするきっかけや可能性があるとの視点から、当施設をオープンした。

今回開催する「萩原朔美 都市を切取り、時を生け捕る」は、「暮らしと文学」という観点から、詩人萩原朔太郎没後80年に際し、その軌跡とともに孫にあたる萩原朔美氏の幅広い活動を紹介するものだ。

「+1」では「差異と反復」というタイトルの展示を行う

展示スペース「+1」では「差異と反復」というタイトルで、萩原朔美氏がライフワークとする路上観察から生まれた写真をコラージュした作品と映像を中心に展示。

カーブミラーなど街中に普通に存在するものを、毎日のように探しては撮影を続ける萩原朔美氏。それらを集め繋げることで、時間の蓄積がもたらす独特の感覚を表現する。

また、同氏は1975年に雑誌「ビックリハウス」を創刊し、初代編集長を務めた。「+1」では、同誌の表紙を当時の貴重な資料とともに展示する。

「+2」では「100 年の定点観測~朔太郎・朔美写真展~」を行う

「+2」では「100 年の定点観測~朔太郎・朔美写真展~」と銘打った展示を行う。

萩原朔太郎が生前に撮影あるいは被写体となった写真を、萩原朔美氏が同じ場所・状況をできる限り再現して撮影した写真を作品として展示。

よく似た2つの写真は、一つは2022年の現在、もう一つはおよそ100年前に撮影されたもの。2つの写真は、100年の時間を閉じ込めた定点観測ともいえる作品だ。

後の詩壇に大きな影響を与えた萩原朔太郎

1917年、第一詩集「月に吠える」を刊行。口語の緊迫したリズムで、感情の奥底を鮮烈なイメージとして表現し、後の詩壇に大きな影響を与えた。1923年に出版した「青猫」で、口語自由詩の確立者として不動の地位を得る。写真にも深い造詣を有した。

演出家・映像作家などの活動を続ける萩原朔美

萩原朔美は萩原朔太郎の孫。多摩美術大学名誉教授・前橋文学館館長・アーツ前橋アドバイザー・金沢美術工芸大学客員教授を務める。

俳優・演出家・映像作家・著作家と幅広い活動を続ける。月刊「ビックリハウス」の編集長を務め、70年代・80年代の若者文化に大きな影響を与えた。昨年、写真・版画・ブックオブジェ作品の大半が世田谷美術館に収蔵された。

詩人萩原朔太郎の孫・萩原朔美氏が織りなす作品を鑑賞し、その多彩な才能を実感する。当展覧会は、アーバンライフを送る大人にピッタリな内容だろう。

萩原朔美 都市を切取り、時を生け捕る
期間:開催中~7月10日(日)
会場:BAG-Brillia Art Gallery-
所在地:東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル
営業時間:11時~19時(月曜休)
料金:無料
詳細ページ:https://www.brillia-art.com/bag/

(高野晃彰)