この夏、名古屋市「徳川園」のレストラン・カフェ・園地等が生まれ変わる

愛知県名古屋市にある、池泉回遊式の日本庭園「徳川園」。

同園では、園内の「ガーデンレストラン徳川園」や、イベントやブライダル会場として使われているバンケットホール「ガーデンホール」などの施設を、7月1日(金)にリニューアルオープンする。

都市公園「徳川園」再生プロジェクト

今年4月より都市公園「徳川園」は、Park-PFI制度*を活用した管理運営に切り替わった。今般行われたリニューアルでレストラン・カフェ・園地等の運営による事業収益を増やし、収益を都市公園再生に生かすなどして、徳川園と名古屋のさらなる活性化のために、新たな一歩を踏み出す。

リニューアルした各施設には見所がたくさん

徳川園内の施設と、リニューアルのポイントを紹介しよう。

ガーデンレストラン徳川園

みどり豊かな庭園をできるだけ多くの席から眺められるように設計された「ガーデンレストラン徳川園」。

末永く愛され続ける本物の空間を未来に繋げていくため、伝承された建物を生かし、補修・改装する。提供する飲み物や料理の材料にはできる限り地元産の物を使用。地元の食文化を通して、新しい価値観を創出し進化し続けるサステナブルレストランとして生まれ変わる。

同レストランでは、和の技法を取り入れたフレンチを堪能できる。ランチは、11時から15時(LO.13:30)、ディナーは17時30分から22時(LO.20:00)の営業だ。

庭園との一体感「ガーデンホール」

「ガーデンホール」は、イベントやブライダル会場として使われるバンケットホール。

天井や壁⾯改装だけでなく、新たにクロークを設置するなどの⼤幅リニューアル。多くの人に愛でられてきた庭園の美しさや価値を伝え続けるため、庭園との一体感を演出する。

地産地消を体験できる「蘇山荘」

登録有形文化財にも指定されている「汎太平洋博覧会(昭和12年)の迎賓館」を移築した歴史的建造物をリノベーションした、和カフェ「蘇山荘」。

地元産の煎茶を来客者が自ら淹れるメニューや、プレミアムティーの飲み比べなど体験できるメニューを、東海地方産の食器で提供する。

憩いの場として知られているこの場所を、文化財などの歴史的建造物を「観る」だけでなく地産地消を「体験する」スポットへ変身させた。

多目的スペース「葵の間」

新たに誕生した多目的スペースである「葵の間」。セミナーやワークショップ・貸し会議室として、地元の人々が集える場所を作った。

伝統工芸が楽しめる「徳川園ショップ葵」

「徳川園ショップ葵」では、徳川家や徳川園にちなんだ商品だけでなく、地元老舗菓子店オリジナル和菓子や地元の伝統工芸品を販売する。

徳川園での「ブライダル」

四季を感じられる徳川園の日本庭園を臨みながら、思い出に残る挙式をプロデュースする徳川園のブライダル。

ブライズルームの新設に伴い、ここでしか見ることのできない庭も誕生した。

新しくなった徳川園で思い出に残る時間を過ごしてみては。

徳川園
所在地:愛知県名古屋市東区徳川町1001
公式サイト:https://www.heritage.jp/tokugawaen/

(MOCA.O)

* 民間資金等を勝代した公園利用者の利便の向上、公園管理者の財政負担の軽減を目的とする
※記載の各施設の定休日は蘇山荘が月曜日(祝日の場合はその翌日が定休)、その他施設は不定休