カリブ海にあるフランスの海外県・マルティニーク島で生産される、国際的に高い評価を受けるラム「トロワリビエール」。
その最高峰に位置する「トロワリビエール トリプルミレジム」を、「CT Spirits Japan(シーティー スピリッツ ジャパン)社」が、7月19日(火)より数量限定で販売する。
テロワール・熟成・ブレンディングの粋を集めたプレミアム・ラム
テロワール・熟成・ブレンディング、3つのビンテージをブレンドすることで、新たな香りと味わいを生み出すトリプルミレジム、今回は第4弾となる。
過去にはトロワリビエールのビンテージの中でも特に優れた2001年、2005年、2011年の3つの年に蒸留され、トロピカルエイジングで熟成された原酒をセラーマスターがブレンド、複雑な香りと力強い味わいを実現した。
今回の「トロワリビエール トリプルミレジム」は明るい赤銅色で、フレッシュ&砂糖漬けフルーツのアロマの余韻が楽しめる一本となっている。
基準が厳しいAOCを取得したアグリコールラム
「トロワリビエール」は、“アグリコール製法”にて生産されている。この製法で作られるラムはフランス領カリブ諸島を発祥の地とし、トラディショナルラムで使われる糖蜜ではなく、新鮮なサトウキビのしぼり汁を発酵・蒸留する。
この製法がラムに新鮮、洗練、ふくよか、フルーティといった特長をもたらすのだ。
AOC(Appellation d’Origine Contrôlée)とは、フランス産品の産地や品質を保証するもので、「原産地統制呼称制度」とも呼ばれる。
“マルティニーク産ラム”を名乗るためには、サトウキビの栽培・収穫、圧搾、発酵、蒸留、熟成の各工程において厳格な基準が定められており、同ブランドのラムもそれにのっとって造られている。
独特のテロワールをもたらすサント=リュス地区の畑
同ラムに使用されるサトウキビは、マルティニーク島の最南部のサント=リュス地区の農園で栽培されている。カリブ海の強い陽射しを浴び、貿易風による潮風に吹かれながら育ったサトウキビが、トロワリビエールに独特の「テロワール」をもたらす。
古い歴史と由来を持つ「トロワリビエール」
「トロワリビエール」は地名でもあり、フランス語で「三本の川」を意味する。1660年、ルイ14世の財務官二コラ・フーケがマルティニーク島南部の土地を取得したことに起源を持ち、その名は、地所を流れるボワ ダンド川、オマン川、サンピエール川に由来する。
元は製糖を目的にしたサトウキビのプランテーションだったが、18世紀から20世紀の間に徐々にアグリコールラムの生産に比重を移し、20世紀にはラム専業のブランドとなった。
複雑な香りが楽しめるカリブ海のラムを味わってみたい。
CT Spirits Japan 公式サイト:https://ctspiritsjapan.co.jp/
(田原昌)