走行感を最大限に引き出した「VIGORE」のハンドメイドロードバイクで走ろう

バイクブランド「VIGORE(ビゴーレ)」が、3代目フレームビルダー・片岡聖登氏が一つ一つ製作するハンドメイドフレーム「70next(ナナゼロネクスト)」と「70next 知足(ナナゼロネクスト ちそく)」を6月23日(木)にリリースする。

70年代から受け継がれるクラシカルなデザインでありながら、クロモリ製ロードバイクのレーサーとしての走行感を最大限に引き出した。

高い走行性を実現する「70next」

全体のデザイン、ラグ、ヘッドバッヂ、エンドキャップ、そしてエンド接合部の仕上げまで、70年代から受け継がれた技術とデザインを再現。そこから不要なものは削ぎ落とし、必要なものだけを磨き込むVIGOREのデザイン設計の原点を改めて突き詰め、VIGOREらしい美しさを実現した。

クラシカルなラグ溶接が抱える、溶接時の熱による軟化の課題に対応するため、フレーム素材にはKAISEI 8630Rを採用。KAISEI 8630Rは肉薄で軽量な素材でありながら、クロモリにニッケルが配合されているため、溶接時の熱で結合部に剛性が生まれる。

「70next」完成⾞:799,700円〜、フレーム&フォーク:374,600円〜

クロモリのしなやかなバネ感と合わさり、乗り手の力を前に進む力に変換した。この溶接時の熱による組織変化を最適な範囲に留め、素材の力を最大限に引き出せるよう、片岡氏が長年鍛え上げた職人技でひとつひとつ手工業で製造する。

京都の漆芸家、服部 一齋氏との記念コラボモデル「70next 知足」

漆芸家 服部一齋氏とのコラボモデル「70next 知足」も同時販売。

日本で脈々と受け継がれてきた「余計なものを削ぎ落とし、本質を追求した先に生まれる機能美」。日本のものづくりにおいてその哲学・美意識は脈々と受け継がれ、そのような意識でつくられたものに人々は何かを感じ、丁寧に扱ってきた。

完成⾞:1,210,000 円〜

今、満ち足りていることを改めて認識し、本当に自身が気に入ったもの、美しいと感じたものを大切に扱うことで人々の時間がより豊かなものとなるように、そして人々の足の一部となる自転車という道具をもっと深く知り愉んでもらいたいという想いで「知足」と名づけた。

これからのもののあり方を考える自転車を

今回「70next」と「知足」を販売するビゴーレ・カタオカは、1929年に京都で創業。1963年にはオリジナルブランド「VIGORE」を興し、国内初の独自ブランドショップを展開した国内フレームビルダーの老舗だ。無駄を削ぎおとし、必要なものだけを残すという哲学の下、ものづくりをしてきた。

今回の2モデルは、創業100年を前に、「先代から受け継がれた想いを見つめなおし、これからのモノのあり方を考えるための自転車をつくりたい」という想いから開発が始まった。

ひとつひとつ手工業で製造するハンドメイドフレームは、多くの自転車好きを魅了しそうだ。

VIGORE「70next」公式ページ:https://vigore.co.jp/brand/70next/
VIGORE「70next 知足」公式ページ:https://vigore.co.jp/brand/chisoku/

(IKKI)

※価格は全て税込