<伊勢丹新宿店メンズ館で開催中>美術評論家がキュレーターを務めるコンテンポラリーアート展

日本の素材をベースとした新たな生活様式“令和モダニズム”を発信するギャラリー「gallery de kasuga」が、キュレーターに美術評論家の南條史生氏を迎えて、素材を軸としたキュレーションにより厳選された作家のコンテンポラリーアートを展示・販売。

10月18日(火)まで伊勢丹新宿店メンズ館8階「イセタンメンズ レジデンス プロモーション」で開催中だ。

日本の素材をベースとした生活様式「令和モダニズム」

ギャラリー「gallery de kasuga(ギャラリー・ドゥ・カスガ)」のオーナー春日秀之氏が掲げる「令和モダニズム」は、日本の素材をベースとして、科学技術立国として培った高度な“技術力”と、歴史と文化が育んだ“感性”が融合して編集した独自な生活様式(ライフスタイル)のこと。

キュレーター・美術評論家:南條史生氏

今回キュレーターを務める美術評論家の南條史生氏は、2002年に森美術館開設時に副館長として参画し、のちに館長を務め、現在は特別顧問。国際的な展覧会、審査員の経験も豊富だ。

作品名「山の標本」彫刻家:小林且典(Katunori KOBAYASHI)
素材:ブロンズ、サイズ:11×25×9cm、価格:880,000円

作品名「MEMORY」アーティスト:高須賀活良(Katura TAKASUKA)
素材:紋紙、サイズ:13×13×13cm、価格:55,000円

今回の伊勢丹新宿店メンズ館の展覧会は、2020年秋に南條史生氏のキュレーションによる展覧会「素材―その形と心」をgallery de kasugaで開催したが、その続編となる。

作品名「Iconography」アーティスト:西川勝人(Katunori NISHIKAWA)
素材:ブロンズ、サイズ:17×9×5cm、価格:495,000円

作品名「Meltism c #22」彫刻家:藤崎了一(Ryoichi FUJISAKI)
素材:レジン、ウレタン、発砲スチロール、サイズ:17×9×20cm、価格:181,500円

今回の展示会について南條氏は、「アートは素材と技術から出来ている。その半分を占める素材は、作品制作の鍵を握る。素材は植物や生物由来の場合もあるし、鉱物や水のようなものもある。それが想像と創造によって、人の手による人工物に変わる。それがアートだ。アートの対極は自然ということになる。アートに人は思いを込める。アートは自然と人工と想念の間で宙づりになっている」と語る。

作品名「No.311」アーティスト:松浦延年(Nobutoshi MATSUURA)
素材:油彩/樹脂、サイズ:30×30×3cm、価格:198,000円

“素材コンシャス”という新しい視点でアートを体感できるギャラリー「gallery de kasuga」ポップアップギャラリー展。同ギャラリーが発信する“令和モダニズム”を感じながら、多彩な素材が組み合わさる作品を味わいたい。

「gallery de kasuga」pop-upギャラリー 展示概要
開催期間:2022年10月18日(火)まで開催中
伊勢丹新宿店 メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス プロモーション
所在地:東京都新宿区新宿3丁目14−1
営業時間:午前10時~午後8時

ギャラリー「gallery de kasuga」公式サイト:https://www.hk1896.com/

(MK)

※価格はすべて税込