マクラーレン史上初のPHVスーパーカー「アルトゥーラ」が、モナコ公のドライブで欧州デビュー!

F1モナコGPが開催された週末、マクラーレン史上初のプラグインハイブリッド・スーパーカー「Artura(アルトゥーラ)」が、モナコ公国のアルベール2世大公のドライブによって、欧州初走行をダイナミックかつ鮮やかに飾った。

新開発プラットフォーム「MCLA」を採用する第1弾モデル

ラグジュアリー・スーパーカーの新たな幕開けを告げるアルトゥーラは、電動パワートレーン向けに最適化した新開発プラットフォーム、「マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)」を採用する第1弾モデルとなる。

そのプロポーションはまさに“機能のためのフォルム”を体現するもので、マクラーレンはそのミニマルな美しさを評して「シュリンクラップド(包装)」のような外観と謳っている。

ボディには、カーボンファイバー製モノコックやスーパーフォームド・アルミニウムを採用。マクラーレンの哲学である「超軽量エンジニアリング」を継承するべく、プラグインハイブリッドシステムの軽量化も徹底し、車重(DIN)はクラス最軽量となる1,498kgを実現した。

ディへドラル・ドア(跳ね上げ式ドア)から乗り込むコックピットは、持ち前のスポーツ&ラグジュアリーな雰囲気に加え、機能を集約したシンプルさが際立つ。

ドライブモードは「E」「Comfort」「Sport」「Trac」の4種類で、ステアリングから手を離さずに指先ひとつで切り替えられるようになっている。

マクラーレン史上もっとも鋭いスロットルレスポンスを実現

パワートレーンは、新設計の3.0L・V6ツインターボガソリン+電動モーター+8速デュアルクラッチを搭載。システム合計で最高出力680ps/最大トルク720Nmを発揮し、0-100km/h加速=3.0秒という猛烈な加速と、マクラーレン史上もっとも鋭いスロットルレスポンスを実現している。

その一方、最長30kmかつ最高速度130km/hのEV走行も可能に。外部充電にも対応し、およそ2時間半でバッテリーの0%から80%まで充電される。

日本での販売価格は29,650,000円(税込)~で、納車は今年の第3四半期から始まる予定。マクラーレンの新たな地平を切り拓いた「アルトゥーラ」は、エンスー達のハートを激しく揺さぶっているはずだ。

McLaren Artura(マクラーレン アルトゥーラ)公式サイト:https://cars.mclaren.com/jp-ja/artura

(zlatan)