馬喰町駅 から徒歩1分、日本橋問屋街に“住めるオフィス”がオープン

東京に現存する問屋街の一つ、日本橋問屋街。雑貨やアパレルなどがひしめき合う賑やかな立地に、エリア再生の試みを担う新しい空間が誕生。

今年2月に「勝亦丸山建築計画」社が、SOHOとシェアハウスを組み合わせた生活機能共有型SOHO「SANGO」を立ち上げた。5月末より本格的な入居者の募集を開始する。

都心で“暮らしながら働く”ことを提案する「SANGO」

「SANGO」は、JR馬喰町駅より徒歩1分、都営新宿線・馬喰横山駅より徒歩1分、都営浅草線・東日本橋駅より徒歩3分という立地にある。

築43年のファッション系問屋ビルのデコラティブなディテールを残しつつ、各室は入居者が活用しやすいごくシンプルな空間に全面リノベーション。

2階から4階の各階がSOHO賃貸物件となっており、3組のメンバーがオフィス兼住居として使うことができる。いわば「住めるオフィス」と言える。

SOHO賃貸部分の面積を確保するためにキッチン、シャワー、ランドリー、洗面、トイレなどはシェア型とした。5階にはルーフトップテラスがあり、その横にはキッチンが併設され、さながら大人の秘密基地のようだ。

人とまちがつながる空間としてオープン

SOHO賃貸部分は、家具などのレイアウトで仕事と暮らしを切り分けることを想定し、あえてシンプルな形状とした。また、ビルのメンバーとまちの人々が緩やかにつながるように、1階・地下には小さな飲食店を計画している。

既存不適格建物を刷新しエリア再生の拠点に

当プロジェクトはUR都市機構が旧耐震の建物を取得後、耐震診断及び耐震改修を行い、東京都が発行する東京都耐震マークを取得。併せて違法部分の是正を行っている。

UR都市機構と連携し、まちに新たな人を呼び込む拠点として地域特性になじむ意匠性、および耐震などの安全性を担保した改修のほか、継続的な整備・運営にも携わっている。

バーチャル空間で建物ウォークスルー

リンク内の再生ボタンを押すと、建物内をストリートビュー感覚で歩き回ることができる。CG空間にはタグがあり、 制作裏話や勝亦丸山建築計画の空間のアイデアが書かれている。

都心で起業や独立を考えている人などに最適な同物件。まちの魅力を感じながら働ける場所として魅力的だ。

生活機能共有型SOHO「SANGO」
所在地:東京都中央区日本橋馬喰町一丁目
面積:17.94㎡~29.69㎡
賃料:130,000円~184,800円
CG空間:https://my.matterport.com/show/?m=PDusreWeiKM
入居問い合わせ「東京R不動産」HP:https://www.realtokyoestate.co.jp/estate.php?n=14472

(hachi)