素晴らしいワインの造り手と「本当においしいワイン」を求める飲み手が巡りあう空間が誕生した。
ワインの輸入会社・ラシーヌは、公式オンラインショップ「Racines Wines Land(ラシーヌ ワイン ランド)」をオープン。ラシーヌが実力と品質本位で選び抜いたワインを、厳密に温湿度コントロールされた専用倉庫からベストコンディションで届けてくれる。
ワインを楽しむ人のための「ラシーヌ ワイン ランド」
オンラインショップのコンセプトは「ラシーヌのワインを楽しく選べる空間」。トップ画像には、Michel Tolmer(ミシェル・トルメー)氏のイラストレーションを起用。
読み進めていくと、興味深い生産者の人物像に焦点を当てた特集記事や、世界の最前線で全感覚を傾けてワインと向き合うバイヤー・ラシーヌ代表の合田泰子さんが語るコンテンツが楽しめる。
ラシーヌの定式「ワインの味わい=品質×コンディション」
過去の名声ではなく、俊秀や天才との出会いを求める
ラシーヌが掲げるのは「売りたいワインより、飲みたいワイン」。ラシーヌを率いる合田泰子さんと塚原正章さんのコメントを紹介しよう。
「飲みあきず、個性的で優雅なワインを世界中に求め、自分たちの味覚とセンスでもって、生産者とそのワインを選びます。求めるのは過去の名声ではなく、いま確実に未来を築く途上にある、知られざる俊秀や天才との出会いです。
ワインの品質の決め手は“人間的要素”で、テロワールのもつ可能性をワインの姿に実現してみせるのは“造り手”だという。
「特別な造り手は、栽培では固有の環境条件の特徴や可能性をゆがめずマキシマムに引き出し、醸造では人工的なモノや技術の介入をミニマムにとどめようとする、賢明で強い意志の持ち主です。
ラシーヌは、国や銘醸地、製法やタイプにとらわれない『国境なきインポーター』ですが、選び抜いたワインには、共通したラシーヌらしさがあります」
データに裏打ちされる品質とコンディション
生鮮野菜のようにとても繊細(フラジャイル)で、傷つきやすいというワイン。ラシーヌはワインのコンディションについてこのように考える。
「生きているワインは、常に注意深く扱い、造られたままのコンディションを保つ必要があります。ワインのありかたはコンディションにかかっている、といっても過言ではありません。
いかに品質が優れたワインであっても、コンディションが良くなくては、本領を発揮できません。
コンディションを崩したワインの味わいは、バランスに欠けて複雑さが消え、透明感を失って濁りはて、その凡庸で退屈な液体は鋭い感性を刺戟することがありません」
適切な輸送と保管を実現するため、現地での集荷から船積みまで14〜15度での維持に努め、リーファーコンテナと専用倉庫内での温度状況を正確に把握し記録している。このデータが、品質とコンディションを保証しているのだ。
「ラシーヌ ワイン ランド」を通じて、奥深いワインの世界を探求してみては。
Racines Wines Land:https://www.racineswinesland.com/
(suzuki)