昨今、アクティブな大人たちの間で注目される自動車を使ったくるま旅。鉄道などと比べると、より自由な旅のスタイルとして、今後ますます需要が高まることが予想される。
「日本RV協会」は、かねてより快適に安心して車中泊が楽しめる「RVパーク」の設置を進めている。
この度、兵庫県淡路島に「RVパーク淡路島シームーン」がオープン。当施設の開業により、4月時点で全国の「RVパーク」が265か所になった。
安心・快適な「車中泊」が可能な「RVパーク」
自動車文化が発達している欧米では幅広い世代に親しまれ、ライフスタイルにもなっている「車中泊」。キャンピングカーだけでなく、ワゴン・ワンボックスなどの自家用車でくるま旅を行い、車中に宿泊するスタイルだ。
しかし、日本ではこの文化はまだまだ発展途中。宿泊目的で自動車を長時間にわたり駐車すると、違法行為・マナー違反などとみなされるケースが多い。そのため、車を止める場所は、街灯が暗く、人気がないところにせざるを得ない状況だ。
こうしたことを改善するために、「日本RV協会」は、アメリカを中心に充実する「RVパーク」に注目。日本独自の「誰でも利用でき・安全で快適」な車中泊を楽しめる施設として、2012年から認定活動を行っている。
リゾート気分で過ごせる「RVパーク淡路島シームーン」
「RVパーク淡路島シームーン」へは、神戸淡路鳴門自動車道・津名一宮インターから約15分・洲本インターから約20分。高速を利用すれば、大阪市内から1時間ほどで到着できるアクセス良好な場所にある。
当施設は、淡路島の中心・洲本市にある関西最大級のマリンレジャー施設「シームーンリゾート」に併設する。目の前には大阪湾のオーシャンビューが広がり、心地よい潮風が吹き抜ける抜群の環境だ。
そしてここには、「車中泊」で必要とされる設備が充実する。24時間利用できるトイレ、旅の汗を流すのに嬉しい温泉入浴施設、ごみ処理の対応・無料電源・発電機・無料水道と、くるま旅ファンには致せり尽くせりだ。
また、くるま旅には愛犬などのペットを同伴する人が多い。欧米などでは一般的なペットとの旅も、日本では受け入れ不可の施設が少なくない。この点、当施設はぺットも利用可能なので、安心してペットとの旅が楽しめる。
併設する「シームーンリゾート」には、ジェットボート・パラセーリング・ウェイクボード・トーイングチューブなどのマリンアクティビティが揃う。アウトドア感覚で食事ができる浜焼きバーベキューテラスもある。そして宿泊施設があるので、就寝スペースが狭い自動車でくるま旅をしている人には嬉しい限りだ。
「RVパーク淡路島シームーン」に滞在すれば、ビーチリゾート気分で車中泊を堪能できる。海を眺め・潮風を感じながらの長期滞在もおすすめだ。
全国の「RVパーク」は「車中泊」をより快適にする施設であるとともに、その土地の良さも体感できる施設。「RVパーク」の設置事業により、くるま旅がより身近なものになるだろう。
RVパーク 淡路島シームーン
所在地:兵庫県洲本市安乎町平安浦1970-6
利用料金:4,000円~(1泊/1台・一般利用時)
公式HP:https://www.kurumatabi.com/park/rvpark/989.html
※「シームーンリゾート」のマリン施設利用は4月末~10月末まで
(高野晃彰)