発酵の街・和歌山湯浅のワイナリーが販売するワインシリーズ「TOA200(ティーオーエーニヒャク)」に、フラッグシップ「空(そら)」が誕生した。
「TOA200 -空-」は、醤油発祥の地の醸造文化を活かし、「樽発酵・樽熟成」で仕上げた、湯浅ワイナリー史上最高級ワインだ。
発酵文化を活かすワイナリーが造る「TOA200」シリーズ
湯浅は「醤油発祥の地」として名高く、750年前から現代まで醤油造りの街として知られる。
その和歌山の湯浅町で、2019年からワイン醸造を始めた湯浅ワイナリー。地域に根付く発酵文化を活かしながら、約40年の経験を持つ熟練の醸造家が丹念に造っている。
そんな湯浅ワイナリーが造る「TOA200」シリーズは、日本屈指のぶどう産地から仕入れた選りすぐりのぶどうのポテンシャルを100%引き出し、200%以上の美味しさを感じられるワインだ。
丹念に木樽で発酵・熟成させた一品「TOA200 -空-」
今回新発売となる「空」は、TOA200シリーズの最上級品。14ヶ月以上じっくりと樽内で熟成させることで、果実味豊かで重厚感のある味わいが印象的な逸品に仕上がった。
すでに販売されている「海(うみ)」「風(かぜ)」との違いは、「木樽発酵・木樽熟成」にある。
「海」は、ステンレスタンクで発酵し、ステンレスタンクで熟成させる。「風」は、同じくステンレスタンクで発酵させ、木樽で熟成。そして「空」は、発酵も熟成も木樽を使用する。
木樽製法は、奥深い味わいに仕上がる一方、ステンレスタンクに比べ手作業での緻密な温度管理が必要だ。醸成スピードがゆるやかなので完成までに日数も要すことから、一般的に木樽製法は高級ワインの製造に用いられることが多い手法となっている。
赤・白ともにイタリア料理と合う「空」
比較的爽やかでライトな仕上がりの「海」「風」に比べ、「空」は赤・白ともにしっかりとした風味のイタリア料理と合わせるのがおすすめ。
赤は濃い黒紫色が特徴の山ぶどう系の品種「北杜の雫」を20%、「プティ・ヴェルド」を80%使用し、タンニンと酸のバランスが良い芳醇な香りに。
白は「シャルドネ」を100%使用し、花のような香りに樽香が加わった、余韻が続く後口だ。
どちらも果実の鮮度を最大限に活かすため、収穫した日の夜に生産地の山梨から輸送、翌朝湯浅ワイナリーで醸造している。
木樽仕込みの良さを味わえる、丹念に造られたワイン「TOA200 -空-」を取り寄せてみては。
湯浅ワイナリー
所在地:和歌山県有田郡湯浅町栖原332
営業時間:9:00~17:00
定休日:土日祝
公式サイト:https://yuasa-winery.jp
オンラインストア:https://yuasawinery.thebase.in/
※ワイナリー見学も可能(要予約)
(MOCA.O)