生まれ変わったばかりのブティックで、メゾン伝統の時計やジュエリーをチェック。
「ショパール ブティック 福岡岩田屋本店」が、5月27日(金)に福岡三越店1階に移転し、国内では2店舗目となる最新のコンセプトを導入した直営ブティック「ショパール ブティック 福岡三越店」としてリニューアルオープンする。
ファミリービジネスを貫くラグジュアリーブランド「ショパール」
1860年に創業したスイスのラグジュアリーウォッチ&ジュエリーメゾン「ショパール」は、“The Artisan of Emotions since 1860(アルチザン オブ エモーション)”を標榜に、ファミリービジネスの伝統を貫いてきた。
創始者はソンヴィリエの農家の息子、ルイ-ユリス・ショパール。時計職人であった彼は、芸術作品ともいうべき斬新なデザインの時計で早くから国外に販路を広げ、19世紀においてその名を轟かせた。
そうしてメゾンは、ルイ-ユリスの息子であるポール-ルイ・ショパール、その息子のポール-アンドレ・ショパールへと引き継がれていく。ボール-アンドレが経営主を務めた戦後の時期、それまでに5人の従業員しかいなかった会社の経営は困難に直面。この困難を救ったのが、ドイツで金細工職人、時計職人として代々事業を営んできたカール・ショイフレ3世だ。カールはショパールを買収し、妻のカリンと共にショパールを復興させ、トップメゾンとしての地位を確立した。
そして現在、メゾンはカールとカリンの子どもたちであるキャロラインとカール-フリードリッヒが共同社長として経営。レディースコレクション担当のキャロライン・ショイフレがジュエリー部門とハイジュエリー部門を推進し、兄のカール-フリードリッヒ・ショイフレがメンズコレクションを担当するなど、それぞれ独立した職務を果たしている。
現在のメゾンのコンテンポラリーでエシカルなクリエイションには、伝統的なウォッチ&ジュエリーメイキングのノウハウと、代々受け継がれてきた匠の技が息づいていると言っても良いだろう。
近年はサステナブルな活動に尽力
近年、ショパールは製品への倫理的価値を尊重し、“サステナビリティ”な取り組みに注力してきた。2018年7月以降、メゾンが製造する全てのウォッチとジュエリーに100%エシカルゴールドを使用すると宣言したのも、“サステナブル”な取り組みの一環だ。
ゴールドはショパールにおいて最も広く使用されている原材料の一つにあたる。同ブランドは現在、トレーサブルなゴールドのみを使ってすべてのウォッチとジュエリーを製造。具体的には、スイス・ベター・ゴールド・アソシエーション(SBGA)やフェアマインド、フェアトレードの認証制度に参加している小規模鉱山採掘者が採掘したゴールドや、RJC CoC認証ゴールドのみを購入するなどして、その透明性を保っている。
「責任あるビジネス」をメゾンの価値観とコミットメントの中心に据えて、環境に対する謙虚な気持ちと、ラグジュアリービジネスにポジティブな変化をもたらしたいとの想いを基に、製品制作やビジネス展開を行なっているのだ。
メゾンの精神を体感できる空間にリニューアル
メゾンの新しいコンセプトを纏った福岡三越店のブティックでは、ハートがモチーフとなったアイコンジュエリー「ハッピーダイヤモンド」をはじめ、メゾンの精神を存分に体感できるコレクションの数々が揃う。メゾンが立ち上がるきっかけとなったメンズウォッチにも注目したい。
ショパールのフィロソフィー、「ジョワ・ド・ヴィーヴル(生きる歓び)」が伝わる心地の良い空間で、ゆったりとしたひと時を過ごしたい。
ショパール ブティック 福岡三越店
所在地:福岡県福岡市中央区天神2-1-1 1階
営業時間:10時〜20時
ショパール公式HP:https://www.chopard.jp
(IKKI)