心地良いアンビエントを生むルイスポールセンの照明シリーズ「VLステュディオ」

光の陰影で、部屋の印象をさらにエレガントに。

ルイスポールセンジャパンが、デンマークの建築家、ヴィルヘルム・ラウリッツェンのアーカイブデザインの中から「VLステュディオ」を復刻。現代的な再解釈を加えた「VLステュディオ ウォール」と「VLステュディオ テーブル/フロア」をリリースした。

デンマーク建築史の偉大な建築家、ヴィルヘルム・ラウリッツェン

ヴィルヘルム・ラウリッツェンはデンマーク建築史のなかで最も重要な建築家のひとりで、名作を数多く手がけた人物だ。特にラジオハウスとコペンハーゲン空港のターミナル39はデンマークの指定建築物となり、ヨーロッパ建築における近代主義の象徴として高い評価を受けている。

ラウリッツェンは、自然光と人工照明両方を熟知していた。建築物を造る際は、温かい日差しを採りこむ南西向きの大きな窓と、北東からのクールな光を入れるスカイライトをミックスさせ、自然光を最大限に利用。人々、インテリア、家具類のすべてを陰影で際立たせた。

ラウリッツェンは、照明器具に対しても同じ態度で向き合い、デザインを手がけている。一つの照明器具のなかに、方向性を持ってシャープな影をつくる直接光と、部屋全体を柔らかく映しだすソフトな拡散光の2つの機能を持たせているのが、彼の作品の最大の特徴と言えるだろう。

コペンハーゲンの「ラジオハウス」で使用されたランプを復刻

放送中かどうかを知らせるために生まれたオリジナル版「VLステュディオ」

1930年代後半、「ラジオハウス」の建物のため、ラウリッツェンはルイスポールセンと共にスタジオランプを制作した。このスタジオランプは、放送中かどうかを赤/緑色のランプの点灯で放送スタジオ外に示したウォールランプからちなんで、「VLステュディオ」と命名。

ラジオハウス内の他の空間でもこのランプは使用されていたが、そちらはスタジオランプとは異なり、乳白のガラスシェードへと仕様を変更。外側と内側の層に光沢ある透明ガラスを用い、真中の乳白ガラス層をサンドイッチした。

また、電球から直接光を受けるシェードの内側はサンドブラスト加工を施したマット状になっており、目に心地よいソフトな光を反射して均等に拡散させるのも特徴だ。

現代的な解釈を加えてランプを復刻

今回、復刻版として誕生した「VLステュディオ ウォール」は、オリジナルデザインにわずかに変更を加え、現代の壁付仕様にフィットするデザインに仕上げた。ウォールランプのヘッドは、両側とも最大90度の角度をつけることができ、グレアのない光と拡散光を配光する。大きさはオリジナルにならったØ150サイズ。

また、フロアランプとして使用できる「VLステュディオ テーブル/フロア」も同時開発。ウォールランプと同じØ150サイズに加え、Ø250とØ320サイズもラインナップする。

同アイテムはいずれもラウリッツェンがデザインしたインテリアと相性が良く、組み合わせて使用するとより一層エレガントな雰囲気を楽しめる。上質なランプを置き、自宅やオフィスを快適な空間へと生まれ変わらせたい。

VL ステュディオ テーブル/フロア
ランプ:
Ø150:G9 ハロピンランプ 25W
Ø250:E26 LED電球(白熱電球60W相当)
Ø320:E26 LED電球(白熱電球100W相当)
価格:
Ø150真鍮(無塗装またはラッカー仕上)¥62,700/ブラック¥47,300
Ø250真鍮(無塗装またはラッカー仕上)¥110,000/ブラック¥71,500
Ø320真鍮(無塗装またはラッカー仕上)¥150,700 /ブラック¥107,800
製品ページ:https://www.louispoulsen.com/ja-jp/catalog/private/floor/vl-studio-tablefloor?v=91790-5744908010-02&t=about&t=history

VL ステュディオ ウォール
ランプ:G9 ハロピンランプ 25W
価格:真鍮(無塗装またはラッカー仕上)¥77,000/ブラック¥57,200
製品ページ:https://www.louispoulsen.com/ja-jp/catalog/private/wall/vl-studio-wall?v=91837-5743916498-02&t=about&t=history
(IKKI)

※価格は全て税込