今年の初夏は、那須を代表するアートスポットで「美」と「食」を堪能してみては。
栃木県の那須高原山麓・横沢に位置する文化リゾート施設「アートビオトープ那須」では、6月11日(土)、12日(日)の2日間にわたり、オープンカレッジ「山のシューレ」を開催する。
また、6月17日(金)、24日(金)、7月29日(金)の3日間は、同施設内の「レストランμ(ミュー)」にて、テラス席のグリルでシェフが調理するライブ感が楽しめる「アウトドアシェフズテーブル」を開催する。
文化リゾートホテルで楽しむアートイベント「山のシューレ」
2008年から栃木県那須高原山麓・横沢地区で毎年開催されている「山のシューレ」は、今年で15回目を迎える人気のイベント。
建築、アート、文化など各界で活躍する方々を講師に招き、夏は1年の展示のはじまり、冬は“手のがっこう”として文化リゾートホテルならではのさまざまなプログラムを展開。
今夏の「山のシューレ」は、現代アートを代表するコンセプチュアルな音の作家・藤本由紀夫氏が、今までにないユニークな自然の建築である、石上純也設計の「水庭」に作品を設置、坂茂設計のスイート・ヴィラに自作「音の作品」をインスタレーションして、新たなコラボレーションに挑む。
自然を使ったコンセプチュアル・アート「水庭」
「山のシューレ2022」では、「水庭は、聴こえない音を見たか?」と題し、藤本氏と石上氏による対談を中心に、建築家・坂茂氏設計のスイートヴィラ内に展示された藤本氏の作品を鑑賞するオープンハウスを実施。
藤本氏のインスタレーションが設置される「水庭」は、日本を代表する建築家の一人、石上氏の傑作であり、那須を代表する絶景スポットの一つとして国内外に広く知られている。
この水庭と「世界有数のデュシャンピアン(デュシャン主義者)」として知られる現代美術家の藤本氏とのコラボレーションは、五感で感じる水庭でのアート体験を一層深めるものとなるだろう。
今回は、水庭インスタレーションとスイートヴィラの作品を鑑賞するプラン「水庭インスタレーション+オープンハウス」(4,400円)と、環礁のほか、藤本氏と石上氏のトークイベントなどに参加できる「山のシューレ ご宿泊プラン」(40,800円~)を用意している。
6月12日はワークショップやマルシェを開催
また、翌6月12日(日)には、日本を代表する現代工芸家である高橋禎彦氏(ガラス)、関島寿子氏(バスケタリー)、新見隆氏(コラージュ)によるワークショップやマルシェを開催する。
スケジュールなどの詳細は、「アートビオトープ那須」公式サイトで確認を。
https://www.schuleimberg.com/
【1日1組】レストランμ夏季限定ランチプラン「アウトドアシェフズテーブル」も開催
また、「アートビオトープ那須」内にある「レストランμ(ミュー)」では、6月17日、6月24日、7月29日の3日間、それぞれ12:00~15:00に、目の前のグリルでシェフが調理する「アウトドアシェフズテーブル」を開催する。1日1組限定の贅沢なランチプランだ。
なお同店は、フランスの伝統あるレストランガイドブック『Gault & Millau Japon (ゴ・エ・ミヨ ジャポン)』に、2021年、2022年と2年連続で掲載されている。
「アウトドアシェフズテーブル」は10皿程度のおまかせコース。那須野菜を使った前菜、鮮魚の蒸し焼き、とちぎ和牛のロースト、本日のデザートなどが提供される予定だ(*)。
美しい自然の中で料理を楽しめるのも同イベントの大きな魅力。テラスシートでのアペリティフから始まり、千葉シェフがテラスグリルで調理するライブ感に心を躍らせる。メイン料理は半個室でエレガントにいただくことができる。料金は1人24,200円、定員はわずか8名なので早めに申し込もう。
アートに食に、心地よい季節に那須を存分に楽しんでみたい。
山のシューレ2022
会場:アートビオトープ那須
所在地:栃木県那須郡那須町高久乙道上2294-3および5
公式サイト:https://www.schuleimberg.com/
アウトドアシェフズテーブル:https://www.artbiotop.jp/news/events/992/
(suzuki)
※価格は全て税・サービス料込み