<5月27日>上野・不忍池の畔で光のアート×音楽ライブ「Peace of Light」開催

東京・上野、不忍池のほとり「上野恩賜公園 水上音楽堂」で、光のアート「デジタル掛け軸」と音楽ライブを掛け合わせた「Peace of Light」が、5月27日(金)の夜に開催される。

平和を祈り、癒しのひとときが過ごせるアートイベント

ウクライナ問題など緊張に包まれる世の中を案じて平和を祈り、コロナ禍からの復興・鎮魂・癒しといったさまざまな想いを表現しようと、上野の商店主たちと東京大学大学院都市デザイン研究室の学生らが産学連携で企画。地元小学生やウクライナやミャンマーなどの難民を招待する予定だ。

2つの会場を100個のランタンの光でつなぐ

上野の新名物「仲町まつり」を、今回は「水上音楽堂(上野恩賜公園野外ステージ)」と「仲町通りと吹貫横丁」の2会場で楽しめる。

「Peace of Light」が開催されるメイン会場の水上音楽堂。そして、路上テラス「Peace of Beer」が開催されるサブ会場の仲町通りと吹貫横丁。その両会場をつなぐように「ランタンアート」が設置される。

世界の平和と未来への希望と願いを込めて描かれた100個のランタンの光で、池と町がつながる一夜となる。

会場自体が万華鏡のようになる「Peace of Light」

「Peace of Light」では、世界的なデジタルアーティスト・長谷川章氏による平和への祈りや願いをイメージした「デジタル掛け軸」が上映される中、光のアート体験と音楽ライブが行われる。

長谷川氏の「デジタル掛け軸」は、パルテノン神殿をはじめとした国内外で上映され、国際的な評価を受けてきたデジタルアート。床の間の掛け軸からインスピレーションを得て発明された「一期一会」のアートで、心臓の鼓動と同じ速さでうつろう光のシンフォニーは、見る人に様々な想いを引き出す。

水上音楽堂の内部360度を光のアートが包み込み、会場自体がさながら万華鏡のようになる。

国境や音楽のジャンルを飛び越えた「音楽ライブ」

音楽ライブでは、国境や音楽のジャンルを飛び越えたサウンドが奏でられる。

オノ・ヨーコ氏の「Plastic Ono Band」のメンバーで、世界的に活躍するギタリスト・清水ひろたか氏とチェロのデュオのほか、上野にも縁が深い津軽三味線の山下靖喬氏や薩摩琵琶奏者の友吉鶴心氏などによる演奏も披露される。

「Peace of Light」は、有観客で定員は600名。事前申込制となっている。

地元飲食店ブースで食とビールを楽しむ「Peace of Beer」

また、サブ会場「Peace of Beer」では、地元飲食店の販売ブースが設けられる。目玉は地元クラフトビール「不忍エールエール」で、仲町通りにある地元醸造所「シノバズブルワリーひつじあいす」が自家醸造したものだ。

光と音楽を感じながら平和について思いを馳せる夜もいいだろう。親しい人を連れて上野に立ち寄ってみては。

Peace of Light
日時:5月27日(金)18:00〜20:15 ※開場17:30〜
会場:東京都立上野恩賜公園内・水上音楽堂
申し込み:https://uenopeaceaoflight.stores.jp/

Peace of Beer
日時:5月27日(金)18:00〜22:30、飲食販売は22:00まで ※雨天中止
会場:仲町通り・吹貫横丁

(田原昌)