エプソンスクエア丸の内|北の大地・北海道をモチーフにした黒瀬ミチオ写真展を開催

もしかしたら、心に思い描く懐かしい景色に出会えるかもしれない。撮影と新たに試みたプリント技法にも注目したい。

東京都千代田区にあるエプソンスクエア丸の内、エプサイトギャラリーで6月24日(金)から7月6日(水)までの期間、黒瀬ミチオさんの写真展 『Mosir -Landscape of-』を開催する。

北の大地をモチーフにした黒瀬ミチオ写真展

本作は、エプサイトギャラリー2021年度 第2期公募展応募作品から選出された作品のひとつ。黒瀬ミチオさんは北海道に生まれ育ち、活動を続ける写真家。自身にとって原風景と言える北海道の大地をモチーフとして作品を制作している。

「目の前に広がる風景には、その土地が積み重ねてきた過去の長大な時間の記憶が刻まれている。だからこそ、その場に立つ人々は心を動かされるー」

Landscape(ランドスケープ)をそのように解釈する作者は、アナログとデジタルを融合させた独自の手法で撮影とプリントを行い、唯一無二の風景写真を創り上げている。

その土地に流れる時間と空気を柔らかくまとったような独特な描写で、新しい風景写真を予感させる作品群は、風景写真の解釈と手法を新たに試みた美しく確かなプリントの存在感をじっくりと味わえる。

黒瀬ミチオさんのコメント

『北海道に住む少数民族「Ainu」は、自分たちの土地のことを「Mosir」と呼びます。

彼らの「土地、大地」を意味する「Mosir」は、過去からの積み重なり、現在そして未来へと繋がって行く空間を表しているようです。これは私が理解する「Landscape」の意味と重なります。

この作品は、「Ainu」の人々の「Mosir」が持つ概念に触発され再発見した私の「Landscape」を表現したものです。』

北海道の文化と景色が調和した作品たちから、自分の中にある「Landscape」を見つけてみては。

黒瀬ミチオ写真展『Mosir -Landscape of-』開催概要
会場:エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリー
所在地:東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1F
時間:11:00~17:00
休館:日曜日
展覧会の詳細:https://www.epson.jp/showroom/marunouchi/epsite/gallery/exhibitions/2022/0624/

(hachi)