本書が、より良い人生の道標となるだろう。
内外出版社は、書籍『ZEN 禅的マネジメント』を発売した。
混沌とした時代に必要な「禅的マネジメント」の考え方
禅の入門書「十牛図」は、禅の修行者ばかりでなく、本来の自己を知り、喜びとともに生きることを目指す人に深い示唆を与えてくれる。
本書では、この「十牛図」をアップデートして、自分を見失っている人、モヤモヤしている人に向け、その迷いや悩みから解放される道筋を示してくれる。
特に新型コロナウイルス感染症によって、社会は大きく変わった。多くの人はいらだち、社会的、政治的、経済的な不安と恐怖に陥り、それが至るところで噴出しているだろう。
そんな混沌とした時代だからこそ、この「禅的マネジメント」の考え方が必要とされるはずだ。
「なぜ今、禅なのか」「悟りの指南書『十牛図』のあらまし」など、初心者にも分かりやすいトピックから、推薦者・曹洞宗僧侶の藤田一照さんとの特別対談もあり。読みごたえ十分だ。
日常の生活において禅の智慧を活用 著者・小森谷浩志
経営思想家、経営学博士、ENSOU代表取締役社長などを務める、著者の小森谷浩志(こもりや ひろし)さん。
約30年前に曹洞宗開祖道元の弟子懐奘が綴った『正法眼蔵随聞記』に邂逅。それ以来、瞑想とともに、日常の生活において禅の智慧を活用、研究を続けている。
現在は「いのちが喜ぶ経営」をテーマに活動している。
自覚の方法論として東洋の智慧、特に禅の基本テキスト「十牛図」に着目。内省と対話を鍵にマネジメント・コミュニティを中核とした組織開発、個の本来性の開花にアプローチするワークショップを、キヤノン、DeNA、富士通、富士フイルムなどの企業、NPO、教育機関、社会起業家に提供している。
ここまで約50社のコンサルティング、3000回のワークショップで、延べ約50000人の方々と関わってきた。
2010年から始めたファシリテーター養成講座は修了生が400名を越え、学習するコミュニティを継続中。カナダのモントリオールで行われたグローバルカンファレンスREFLECTIONS 2017では、世界20数カ国の参加者に「禅とマネジメント」を発信、話題を呼んだ。
「禅的マネジメント」で、様々な不安や迷いから解放されてみたい。
『ZEN 禅的マネジメント』
著者:小森谷浩志
本体:1,800円+税
URL:https://amzn.to/3xCxf3Z
(suzuki)