スタジオジブリファン以外も楽しめる「鈴木敏夫とジブリ展」京都展、開幕!

ここに来れば、ジブリがもう一度見たくなる!

京都文化博物館で「鈴木敏夫とジブリ展」<京都展>がスタート。鈴木プロデューサーのこれまでを形作った8,800冊の書籍を初めて展示するなど、見どころたくさんの展示を本記事ではレポートする。そして、7月1日(金)から始まる東京展のチケットも発売中だ。

©TS ©Studio Ghibli

全く新しい切り口のスタジオジブリの展覧会

高畑勲、宮﨑駿両監督と共に、数々の名作を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫氏。「鈴木敏夫とジブリ展」の目玉は、幼少の頃から現在に至るまでの足跡を物語る、8,800冊の書籍や映画。鈴木プロデューサーにどう影響し、スタジオジブリでの作品作りへとつなげていったのか――スタジオジブリ誕生の秘密に迫る展覧会だ。

本の展示は鈴木プロデューサー自らの発案で、「70年くらいの間で読んできた本を全部1つの部屋に集めるのが夢だった」と語っている。8,800冊の本棚の部屋は、隠れ家である「れんが屋」をモチーフに、若い時から好きだったというウィリアム・モリスがデザインした壁紙を使用している。

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【見どころ①】少年時代を過ごした四畳半の部屋を再現

「鈴木敏夫とジブリ展」の会場に入ると、鈴木プロデューサーの少年時代の記憶に、すこし「理想」を織り交ぜて再現した、四畳半の部屋が出現。一気に2022年から1950年代にタイムスリップした気分になり、ここからスタジオジブリ誕生の秘密に触れる旅がスタートする。

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【見どころ②】プロデューサー鈴木敏夫は何をしたのか

スタジオジブリ作品をより多くの人に届けるために、多くの役割を担ってきた鈴木プロデューサー。「映画作品よりも先に、主題歌をヒットさせる」という宣伝方法に代表される、鈴木プロデューサーのスタジオジブリでの足跡をたどることができる。

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【見どころ③】展覧会のラストは8,800冊の特別な本棚

数々の名作を送り出してきた鈴木プロデューサーの頭の中をのぞいているかのような、凝縮された空間の真ん中で、カオナシが静かに読書中。スタジオジブリの名作の元になったあの本やこんな本まで並び、読みたい本を探し出せる。

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<京都展>の数量限定の特典付きチケットも注目!

鈴木敏夫とジブリ展<京都展>では、千尋と京都の桜をイメージしたオリジナルデザインの京友禅「おふきmini」付きチケットや、創業175年の老舗「京都の緑寿庵清水」とコラボした「緑寿庵清水 金平糖」付きチケットなども発売している。

©TS ©Studio Ghibli ※イメージ図

©TS ©Studio Ghibli ※イメージ図

1985年にスタジオジブリの設立に参加し、89年からスタジオジブリ専従となり、以後ジブリのほぼすべての劇場作品をプロデュースする鈴木敏夫氏の“思考回路”を見るような、知的好奇心に満たされる展覧会だ。

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鈴木敏夫とジブリ展<京都展>
会期:4月23日(土)~6月19日(日)
会場:京都文化博物館 4階・3階展示室
所在地:京都市中京区三条高倉
開室時間:10:00~18:00 ※金曜日は19:30まで(入室はそれぞれ30分前まで)
休館日:月曜日 ※ただし4月25日(月)、5月2日(月)は臨時開館
展覧会公式HP:https://suzukitoshio-ghibli.com/

(MK)