清澄白河「オールプレス エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ」がリニューアル

カフェの街で、サードウェーブコーヒーをゆったり味わう。東京・清澄白河の「Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe(オールプレス エスプレッソ トウキョウ ロースタリー&カフェ)」が、4月13日にリニューアルオープンした。

創業者が清澄白河で見つけた廃屋

「オールプレス・エスプレッソ」は、1989年にマイケル・オールプレス氏がニュージーランドで始めたコーヒーロースター。

一台のカートでエスプレッソコーヒーを販売し始めた創業時から風味にこだわり、クリーンでムラのない熱風式焙煎に辿り着いてからは、全てのロースタリーでこの方式を採用している。

現在、ニュージーランド、オーストラリア、イギリス、日本にロースタリーを持ち、1,200以上のカフェやレストランでそのコーヒーが楽しまれている。

マイケル・オールプレス氏が2013年に東京の街で自転車を走らせていたとき、清澄白河の静かな住宅街にある古い木造の倉庫を見つけた。

中を覗いてみると、そこには木の板の隙間から廃屋に太陽の光が差し込む美しい光景があり、それを見た瞬間、この場所こそがオールプレスのコーヒー、スタッフ、そしてユーザーにとって最高の場所になると確信した。

翌年のリノベーションを経て、かつての材木倉庫は過去の記憶とエキサイティングな未来が融合するロースタリーカフェとして生まれ変わった。

さらに心地よい空間へと生まれ変わった

この春より店内を広く開放し、新たにスタンディングカウンターをカフェエリアに設置。ガラス越しに見えるロースタリーには、世界の産地から送られてきた生豆の麻袋が並ぶ。

その奥には大きな熱風式焙煎機があり、豆をローストしている風景を見渡しながら、バリスタが丁寧に淹れたエスプレッソを使用したドリンクを楽しめる。

カフェ中に風味豊かなコーヒーと、焼き立てのバナナケーキやブラウニーの香りが漂い、オールプレスの信念である「風味へのこだわり」を間近で体験することのできる場所だ。さらに今回のリニューアルでは、美味しいコーヒーのもとに集まる人々をつなぐ、心地よい空間づくりを考えた。

「Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe」では、エスプレッソとミルクの調和が楽しめる「フラットホワイト」(490円)や、エスプレッソをお湯で割った「ロングブラック」(450円)など、オセアニアを代表するエスプレッソドリンクを楽しめる。

カフェが文化として根付いているオセアニア流のドリンクを、サードウェーブコーヒーのカフェが並ぶ清澄白河で、じっくりと味わってみたい。

Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe
オールプレス・エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ
所在地:東京都江東区平野3-7-2
営業時間:(平日)午前10時〜午後5時(土日祝)午前11時〜午後6時
※5月9日(土)より(平日)午前9時(土日祝)午前10時より営業
公式サイト:https://allpressespresso.com/ja 

(冨田格)

※価格はすべて税込