生誕1450年の聖徳太子をテーマにしたお香の玉手箱「銀座香箱」

心地良い香りに癒され、自宅がリラックスできる空間に。

日本香堂ホールディングスは「お香の日」とされている4月18日より、日本の香り文化の伝統と技術の精華を詰めた香りの玉手箱「銀座香箱」を発売する。

聖徳太子の人間性に光を当てた香りの重箱

2021〜22年は、聖徳太子の1400年忌。そして、生誕1450年にあたる特別な年だ。

およそ1400年前、飛鳥時代の日本。聖徳太子が後の世に与えた影響は大きく、その一つに日本の香文化が挙げられる。その太子の人間性に光を当て、初恋の相手と目される芹摘姫(せりつみひめ)との出会いを商品にしたのが「銀座香箱」。

「銀座香箱」の名は、日本香堂ホールディングスの本拠地・銀座4丁目の「銀座香箱」と呼ばれる建物にちなんで命名。伝統と現代、西と東、そして香道と香り。各層ごとにテーマを持つ場からの発信だ。

タイムリープするような香りが詰まった3段重箱

「銀座香箱」は3段重箱となっており、古代の草子『膳手后妃事』のミニチュア版再現から始まる。

続いて、古来伝統の調香による2種のお香(各50本)。「太子香」は聖徳太子をイメージしたお香で、重量感のある沈香に白檀がやさしさを添え、甘松と貝香が艶やかに伝統を語る。「芹摘姫香」は、芹摘姫をイメージしており、沈香と白檀の穏やかさに、丁子と瑞々しい芹花が心清らかに香る。

聖徳太子にちなんで仏教の六道輪廻を表現した六角形の香台と、芹摘姫の柔らかなイメージを形にした球状の香台の2種類は、真鍮を削り出し丁寧に仕上げている。2種のお香を同時に焚くことで、2人の出会いをイメージした香りが楽しめる。

2段目には、身を清めるために手などに塗る粉末状のお香「太子の塗香」と、はじけるような柑橘と、ウッディーな香りが特徴のフレグランスオイル「姫の香油」。

そして3段目には「花摘香(ポプリ)」。『膳手后妃事』によると、聖徳太子が芹摘姫と出会ったのは、早春の三輪川。病に伏した親のために一心に芹を摘んでいた彼女のやさしさに、太子は心をうたれたと伝えられている。

その早春の春の風景を、芹や紫陽花などの日本古来の野草を中心に、霞草、千日紅などを小箱に敷き詰めポプリとして表現した。「姫の香油」を数滴垂らすと、さらに爽やかで心地よい香りに。

価格は38,500円(税込)、香十本店(銀座)や香十オンラインショップなどで購入可能。毎年「お香の日」に、シリーズとして発売する予定となっている。

まさにタイムリープするような香りばかりが詰まった、特別感のある商品。いい香りに包まれて日頃の疲れをリセットしてみてはどうだろうか。

銀座香箱公式サイト:https://ginza-kohbako.nipponkodo.co.jp/

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