大阪市港区に大観覧車とプロジェクションマッピングが楽しめる「今昔荘 天保山 大阪ベイ」開業

気のおけない仲間たちと集まれる、プライベート空間。大阪市港区に、2つのコンセプトルームで構成する貸切宿「今昔荘 天保山 大阪ベイ」が、4月に開業した。

4階建てビルを改装し宿泊施設として再生

「壊して創る」スクラップアンドビルドではなく、「長く使う」ストックアンドフローの重要性に着目し、橋梁・トンネル・高速道路・鉄道といったインフラ関連から、商業ビル・集合住宅・学校・病院・工場といった「建造物の補強・補修工事」に特化した「新しいものを建てない建設会社」として技術を磨いてきたキーマン社。

「今昔荘」ブランドで、空き家や空きビルをリノベーションした都市型高級民泊・高級貸し切り宿を運営しているファンバウンド社の支援を受け、キーマンは「今昔荘 天保山 大阪ベイ」を開業した。

4階建てのビルを改装し宿泊施設として再生した「今昔荘 天保山 大阪ベイ」には、大観覧車ビューを楽しめる露天風呂付客室「高灯籠(たかどうろう)」と、ひのき風呂プロジェクションマッピングを備えた半露天風呂付客室「生洲(いけす)」の、2つのコンセプトルームがある。

露天風呂から大観覧車を望む「高灯籠」

「高灯籠」は露天風呂から天保山大観覧車が望むことができ、それを江戸時代の天保山の船の目印であった高灯籠にみたてた「新旧ランドマークの融合」というコンセプトでデザインしている。

ビルの3階と4階部分を改装したメゾネットタイプで、2フロア合わせて165平方メートルの広々とした客室に5ベッドルームがあり、最大定員は15名。

屋上テラスには露天風呂があり、眼前には天保山のシンボルである大観覧車を望む。夜間には様々な色にライトアップされる観覧車を見ながら信楽焼の浴槽に浸るという、大阪市内ではなかなか体験できない開放感を味わえる。

2つのシャワー室には、ウルトラファインミストのミラブルシャワーヘッドを完備、洗浄力が高く、肌に優しい水回り設備だ。

今と昔の水族館体験ができる「生洲」

「生洲」は、世界最大級の水族館「海遊館」があるこの地を、江戸時代の水族館であった生洲にみたて、それを浴槽へのプロジェクションマッピングで表現するという「今と昔の水族館体験」というコンセプトでデザインしている。

ビルの2階部分を改装した90平方メートルの客室に3ベッドルームで、最大定員は8名。ひのき風呂では、プログラムされた9種類のプロジェクションマッピングを楽しめる。幻想的な和傘、魔法陣、桜吹雪、水族館の魚たちなど様々な映像による、非現実的な入浴エンターティンメントを体験できそうだ。

2つの部屋ともに、プロジェクターと大迫力のサウンドシステムを搭載したホームシアターシステムと、大画面テレビでNintendo Switchが楽しめる2つのエリアで構成するダブルリビングルームがある。

他の宿泊客に気を遣うこともなく、楽しい一夜を過ごすことができそうだ。

「今昔荘 天保山 大阪ベイ」
所在地:大阪府大阪市港区築港3丁目10−11 RE・do TEMPOZAN 2/3/4階
公式サイト:http://konjakuso.jp/

(冨田格)