これはSF?ミステリー?コメディ?はたまたホラー?
何が飛び出すかは本を開くまでのお楽しみ。宝箱のような一冊『浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり』(左右社)が、5月末より全国で発売される。
じわじわクセになる!摩訶不思議ショートショート50篇
「いやあ、年明け早々に本当に申しわけないんだけどね。ちょっとばかり問題が起きて」
「年明けって、まだ明けてませんよ」
「それが問題なんです」
ー表題作「すべては一度きり」より
初日の出の操作ミスで起きた元旦の奇跡を描く表題作「すべては一度きり」、社会格差が具現化した世界で4階から11階への異例の昇進が決まった男の末路「ジャイアント・コーン」、持て余した土曜日を引き取る時給2万円の「悪くない仕事」、見知らぬ女性から執拗にイカリングをすすめられる「特殊な環境」など、おかし楽しい世界でフツウの人々のエモーショナルが爆発する。
梅田の蔦屋書店にて刊行前記念イベント開催
著者の浅生鴨とシャープ公式Twitterの中の人「シャープさん」が、4月17日(日)に大阪市にある梅田蔦屋書店にてトークセッション「まるで作り話のような」を開催。
本書の刊行も記念したイベントで、入稿前、赤字だらけのゲラや試し読み冊子も用意している。詳細や予約は梅田蔦屋書店のHPをチェック。
電車の移動時間や隙間時間にさっと読み切れる短編集で、浅生鴨の世界観を堪能したい。
浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり
価格:1980円(税込)
発売:5月末より全国書店、Amazonにて順次発売
左右社HP :http://sayusha.com
梅田蔦屋書店:https://store.tsite.jp/umeda/event/shop/25599-1658450324.html
(IKKI)