フォルクスワーゲン(以下、VW)の上級ステーションワゴン「パサート ヴァリアント」に、プラグインハイブリッド仕様が仲間入りした。
最大の特徴は、バッテリー容量を先代モデルから約30%増強している点。これにより、EV航続可能距離が57kmにまで延び、普段使いにおいて二酸化炭素を排出しない、“ほぼ電気自動車”として使えるようになった。
次世代の“eモビリティ”であることを強調
ヴァリアント・セダン・オールトラックという3つのボディタイプを揃えるパサートシリーズは、昨春にマイナーチェンジを実施。二次元デザインのVWエンブレムをはじめ、新デザインの前後バンパーやラジエーターグリル、タッチ式のエアコン操作パネルなどを採用している。
今回追加されたプラグインハイブリッド仕様の「パサート GTE ヴァリアント」では、それらに加えてGTE専用のC字型・LEDデイタイムランニングライトやブルー塗装のブレーキキャリパーを装備し、次世代の“eモビリティ”であることを強調している。
スポーティ×スマート×クリーン
パワートレーンは、1.4Lの直噴ガソリンターボエンジン(156ps/250Nm)に電気モーター(116ps/330Nm)を組み合わせ、普段使いからロングドライブまで、効率的かつエモーショナルな走りが楽しめる。
ドライブモードは、電気だけでクリーンに走る「EVモード」、シーンに応じて効率的に走る「ハイブリッドモード」、エンジン+モーターのパフォーマンスを最大化する「GTEモード」の3種類から選択できる。
運転支援システムは、全車速追従式のACCやレーンキープアシスト、レーンチェンジアシスト、パークディスタンスコントロールなどを標準装備。スポーティ×スマート×クリーンという“ちょっと欲張りなステーションワゴン”に仕上がっている。
VW パサート GTE ヴァリアント
価格:634万5,000円~683万8,000円(税込)
公式サイト:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/passat-gte-variant.html
(zlatan)
画像元:フォルクスワーゲングループジャパン