ATELIER MUJI GINZAが、4月22日(金)から6月26日(日)まで『Life in Art フィリップ・ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」展』を開催。本展のために描いたペインティングや彼自身の手によるオブジェの新作も発表、販売する。
フィリップの視点から”暮らしのゆたかさ”を知る
日常生活に必要な“くらしの基本”を提供するだけではなく、アート作品の販売やプロモーションなど、アーティストやクリエイターと協調しながら「感じ良いくらし」の探究を続けている良品計画。
同社はパリにある欧州の旗艦店「MUJI Forum des Halles」やイベントなどを通し、これまでフィリップ・ワイズベッカーと様々なコラボレーションを行ってきた。
日常の身近なモチーフ、平面的でありながらも不思議な立体感のある独特なパース、淡くあたたかみのある線の表情などで多くの人々を魅了するフィリップ。
本展は身近な暮らしの中にあるものをモチーフに描いたドローイング作品や、本人が制作した生活の道具、アトリエで収録した映像をメインに構成。またトークイベントも予定しており、ATELIER MUJI GINZA公式サイトやSNSにて後日、詳細が発信される。
「自身の内面にある発想を自由に表現し、生活環境を構築していく」、そんな彼の生活美学の視点を感じ、日々の暮らしをゆたかに愉しむきっかけにしたい。
フィリップ・ワイズベッカーの著書を限定で発売
良品計画では、フィリップ・ワイズペッカーが著者を務める書籍『ホモ・ファーベル』3,300円(税込)を4月22日より無印良品銀座で先行販売。また、5月1日より全国のMUJI BOOKSで販売を開始する。
フィリップの独自の考えが伺い知れる一節を、引用でご紹介しよう。
「およそ100年前に海を渡ってニューイングランドにやってきた移民たちが使っていたであろう椅子や家具。スタイルや職人技にはこだわらず、最小限の材料で、素早く作れて、頑丈。そんなところが好きだった。
自分でも似たようなものが作れる気がした。初歩的な道具だけで夢中になって作っては、アトリエの室内を少しずつ自作の家具で置き替えていった。ベーシックで気取らない家具は、すぐに気に入った。友人や家族からは、座り心地が悪いと批判されても、それでも自分らしく思えて、いまでも飽きずに使っている。なにしろ見ていて美しいのだ。
(中略)
いま、わたしの一番の願いは、なにも置かずなにも入れない裸の状態で、デッサン作品と同じように、自作の家具を並べて展示することだ。
素朴で温かみのあるフィリップの世界観を、展示会や書籍を通して楽しみたい」
Life in Art フィリップ・ワイズベッカー「HANDMADE」展
会期:4月22日(金)〜6月26日(日)
時間:11:00〜21:00
会場:無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2
所在地:東京都中央区銀座 3-3-5
料金:入場無料
ATELIER MUJI GINZA:https://atelier.muji.com/jp/
(IKKI)
※会期や時間などの変更、またはイベント等によって展示品の一部を観覧できない日が発生する場合あり。事前にATELIER MUJI GINZAの公式サイトをご確認ください