大阪・貝塚に農福連携のグランピング施設「かいづか いぶきヴィレッジ」が誕生

豊かな自然環境のなか、多様性を価値に変える社会を実現。3月27日、大阪府貝塚市にSDGsリゾート「かいづか いぶきヴィレッジ」がオープンする。

「農×福×食×宿」を掲げた自然のテーマパーク

「かいづか いぶきヴィレッジ」は、約12万平方メートルの広大な自然を十分に生かして、グランピング施設、カフェレストラン、農園、キャンプ場、バーベキューサイト、農産物直売所等の複合施設をミックスした「農×福×食×宿」を掲げる新しい自然のテーマパーク。

カフェレストランでは、「自然を食べる」というコンセプトのもと、三ツ星レストランで腕を磨いたシェフ黒岩功氏が監修する「地産地消」の洋食×フレンチのコースを楽しめる。

5月には、車で5分の距離にある旧蕎原小学校の跡地の温泉施設「旧:ほの字の里」にオートキャンプ場を新たに設け、「かいづか いぶき温泉」としてリニューアルオープンする。

美人の湯といわれるナトリウム炭酸水素塩泉のアルカリ性の天然泉で、一般的に神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ等に効果があるといわれる。

福祉の力を借りて、SDGsの取り組みの集合体を目指す

「かいづか いぶきヴィレッジ」は、府民と障がいのある人たちの相互理解を深め、農業分野における就労を促進する場であった大阪府立農業公園が、テーマパークとして生まれ変わった場所。

施設運営の大部分は障がいのある人たちの活躍を前提とする計画で、今後は農業や施設の維持・整備だけでなく、食事の調理や接客サービス等、幅広い業務にも従事してもらう予定だという。

「かいづか いぶきヴィレッジ」は、豊かな自然環境の中で楽しい時間を過ごすだけでなく、障がいのある人たちとのふれあいを通し、多様性を価値に変える社会の実現を目指す場でもあるのだ。

かいづか いぶきヴィレッジ
所在地:大阪府貝塚市馬場3081
公式サイト:https://ibuki-village.jp/

(冨田格)