5月開催|料亭の食事や酒とともに江戸の世界を愉しむ「東をどり」

普段は一見さんお断りの花柳界の扉が一般に開かれる。

大正14年から数えて97回目となる「第九十七回 東をどり」が5月21日(土)・22日(日)・23日(月)の3日間、新橋演舞場で開催。舞台では芸者衆が踊り、幕間には料亭が美食と旨酒を提供する。前売りは 4月10日(日)開始だ。

誰でも気軽に料亭の酒肴や芸者衆の踊りを楽しめる

コロナ禍による中止をはさんで、全体を通じての公演は3年ぶりとなる東をどり。97回目の東をどりは復活の催しとして、舞台は、総合構成演出を西川左近が手がけ、「新橋 花の賑わい」と題する二幕の踊りで構成する。

「序幕 花の春月の秋」の音楽は長唄連中が担当し、春と秋の格調高い二番の踊りを西川流の振付で披露。東をどりの初舞台を踏む若手の起用もあり、初々しさも華を添える。

「二幕 一陽来復」は尾上菊之丞、花柳壽輔の二人の家元が力を寄せて振付するお祭りで幕を開け、清元節のお祭りに因んだ曲を選曲してテンポよく繋いでいく。つづく小唄は唯一の日替りでのダブルキャストで、それから舞台は暗転し、東をどりはクライマックスへ。

暗がりに床盤(しょうばん)の音が響き、頃合いで柝(き)が入ると灯りの大広間を背景に黒の引着の芸者衆が並び、口上から手締め、いつに変らぬフィナーレの踊りへと続いていく。

料亭の味とドン ペリニヨンの特別なマリアージュ

幕前・幕間には、初代が松花堂弁当を考案した「東京𠮷兆」が提案するひとつの献立を元に、新橋の料亭5軒が、違いを競う陶箱松花堂弁当や、酒肴の折など、料亭の味が楽しめる。

さらに、極上シャンパンのドン ペリニヨンと、料亭厳選の日本の銘酒、東をどりならでは土産の品々など、趣向を凝らした料亭文化を満喫できる。

演舞場レストラン「東」での提供 味を競う陶箱 松花堂弁当(6,000円)

演舞場レストラン「東」での提供 酒肴詰合せ 酒肴の折(3,000円)

新ばし料亭 酒処 料亭が持ち込む銘酒が揃う

歳時記で晩春の季語としても有名な「東をどり」。料亭と芸者衆による江戸の粋、日本の綺麗を堪能しよう。

「第九十七回 東をどり」
令和4年5月21日(土)・5月22日(日)・5月23日(月)
※ 各日3回、全9回公演
壱の回 : 開演 11:00~終演 12:30
弐の回 : 開演 13:40~終演 15:10
参の回 : 開演 16:20~終演 17:50
会場:新橋演舞場
東京都中央区銀座6-18-2

桟敷席 10,000円
雪席(1階・2階前方)8,000円
月席(2階後方) 5,000円
花席(2階左、3階) 2,000円
※ 就学前のお子様の同伴、入場はご遠慮ください。

東をどり公式ホームページ:https://azuma-odori.net

(MK)

※紹介内容に変更がある場合がある
※価格は全て税込
※本公演は政府及び東京都のイベント開催制限と、関係諸機関により策定された感染症対策ガイドラインに従い、感染拡大防止対策を講じて開催する。予防対策と販売座席について、チケットご購入前、ご来場前に必ず東をどり公式ホームページ、松竹ホームページにて確認を。体調のすぐれない方、感染症対策にご協力いただけない方は、入場できない場合がある。