富山の海の幸を体験できる専門店「氷見のうみと」期間限定オープン

富山からの土産は、これで決まりだ。富山駅の商業施設「クラルテ」に、氷見の海の恵みを知り持ち帰ることのできる専門店「氷見のうみと」が、3月18日(金)より二ヶ月間の期間限定でオープンした。

“天然のいけす”と呼ばれる氷見

富山市内から車で1時間ほどの氷見市。氷見港が面する富山湾は、日本海に生息する800の魚種のうち500種以上が生息すると言われるほど水産資源が豊富で、“天然のいけす”とも呼ばれている。

その秘密の一つが、標高3,000m級の立山連峰や周りの山並み。豊かな土壌で磨かれた雪解け水や雨水が山のミネラルを豊富に含んだ状態で富山湾に流れ込むことで、魚の餌となるプランクトンが豊富に育ち、新鮮で美味しい魚が水揚げされる漁場を作っている。

山と海が一体となって育てた氷見の魚の美味しさや自然の恵みを感じられる店として誕生したのが、「氷見のうみと」だ。

富山に来た際に氷見まで足を伸ばすことが難しくても、富山駅でその魅力を体感し、持ち帰ってもらう。そしていつか氷見にも足を運んでもらいたい。そんな想いを込めて誕生した。

年中美味しい氷見のぶり

毎年冬の訪れとともに富山湾にやってくるぶりは、産卵をひかえまんまると太り、全身に旨味たっぷりの脂を蓄えている。

「ひみ寒ぶり」と呼ばれるブランドぶりは最上級のぶりとして全国的にも有名だが、それ以外のシーズンでも、氷見のぶりは脂がのり、魚本来の旨味を充分に感じることができる。

「氷見のうみと」の目玉アイテム「ぶりのすき焼きとホタルイカ弁当」は、フランス、パリ・セーヌ川のサン・ルイ島の星付きレストラン「le sergent recruteur」で副料理長を経験した山下貴民シェフが、ぶりの美味しさを「お弁当」でも最大限味わえるレシピを考案。

誰もが親しみを持てる味付けに、溶け出したぶりの脂が煮汁やねぎにじっくりしみこむことで、その旨味を全体で味わうことができるすき焼きに仕立てた。

また、富山といえば有名なのが「ホタルイカ」。新鮮だからこそできる、プリッとした外側の歯応えと、トロリとした肝の美味しさを残し、おかずとして添えている。

「ぶりのすき焼きとホタルイカ弁当」1,350円

氷見の土産ラインナップ

ほかにも、自宅でも簡単に氷見の魚介を楽しめる土産を販売。“氷見の海を持ち帰る”をコンセプトに、土産のラインナップを取り揃えた。

(左から)「氷見ぶり御飯」1,620円「氷見ぶり茶漬け 甘露煮」756円「あご焼干し」1,296円「極みだし」1,620円

富山まで行けないという人は、松本魚問屋のECサイトからも購入できる。

ビジネスでの短期滞在だとしても、せめてその土地の美味しい食だけは楽しみたいもの。帰りの新幹線での楽しみに、また自宅への土産に活用したい。

氷見のうみと
所在地:富山県富山市明輪町1番230号 富山駅クラルテ1階
Instagram:https://www.instagram.com/himino_umito/
松本魚問屋:https://matsumoto-uodonya.co.jp/

(冨田格)

※価格はすべて税込